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「みんな怖がらないさ」プルシェンコがウクライナ東部にある“親ロシア支配地”でのアイスショー開催に意欲

THE DIGEST編集部

2022.03.20

独自の見解と主張を示し続けているプルシェンコ氏。ドネツクでのアイスショー開催は実現するのか。(C)Getty Images

独自の見解と主張を示し続けているプルシェンコ氏。ドネツクでのアイスショー開催は実現するのか。(C)Getty Images

 冬季五輪でふたつの金メダルに輝き、ロシア・フィギュアスケート界の至宝と崇められるエフゲニー・プルシェンコ氏から、ふたたび注目発言が飛び出した。ロシア・メディア『Sports Express』の取材に応じた39歳は、ウクライナ東部に位置する「ドネツク人民共和国」でアイスショーを開催するプランを明かしたのだ。
【関連写真】「私はロシア人だ!」相次ぐ批判コメントにプルシェンコ氏が真っ向から反論したインスタ投稿

 同共和国は2014年に親ロシア派勢力が一方的に独立を宣言し、以降はそれを認めないウクライナとの間で絶えず紛争が続いてきた地域だ。今年2月にはロシアが独立国家として承認し、その後にウクライナ侵攻作戦が始まった。

 プルシェンコ氏はメッセージアプリ「テレグラム」でも想いを綴っており、「DPR(ドネツク人民共和国)でのショー開催は、ずっと前から私が願ってきた強い希望だ。ロシア政府のスポーツ省にもアイデアを提案する準備ができているし、認可されればすぐにでも足を運んでパフォーマンスを披露するよ」と意欲的だ。

 さらに同氏は、開催が決まればロシア国内のスケーターたちにも参加を呼びかけるという。「彼らもきっと賛同し、帯同してくれると思う。きっとみんな怖がらないと信じているよ」と笑みを浮かべた。
 

 ロシア軍によるウクライナ侵攻作戦が始まってから、国際的なスポーツ機関がこぞってロシア締め出しを表明すると、プルシェンコ氏は「差別をやめろ!」「スポーツと政治を混同するな!」と怒りを露わにしつつ、ウラジーミル・プーチン大統領に対して「信頼している」とコメントして批判を浴びるなど、その言動が大いに物議を醸してきた。

 強すぎる愛国心ゆえか。今回の“ドネツク行き”のプランも、小さくない反響を呼びそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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