ロシアのウクライナ侵攻が始まってからまもなく1か月。停戦へ向けた明確な道筋がいまだ見えないなか、ボクシング界でも余波は広がり続けている。
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いまも激しい攻撃にさらされているウクライナでは、祖国のために立ち上がるアスリートが後を絶たない。元3団体統一ライト級王者のワシル・ロマチェンコもそのひとりで、先月末には、防衛隊への参加を表明するとともに、「安心してほしい。我々の街はすべてうまくいく」とコメントを出していた。
しかし、事態が長期化している現状を踏まえて今回、6月5日に予定されていたジョージ・カンボソス(オーストラリア)との世界ライト級タイトルマッチを断念すると決意したという。現地時間3月21日、米放送局『ESPN』など複数の海外メディアが報じている。 一方、対戦キャンセルとなった現3団体同級統一王者のカンボソスは、相手の変更を余儀なくされ、WBC世界同級王者デビン・ヘイニー(アメリカ)との王座統一戦に向けて交渉を行なっている。そのなかで28歳の猛者は公式ツイッターで、ウクライナの英雄へ向けてメッセージを送っている。
まず、「決断を尊重し、理解する」と書き始めたカンボソスは、「あなたとその祖国のために祈る」とツイート。続けて「どうか無事でいて欲しい」と願いを込めると、「デビンを倒したら、真のチャンピオン同士の戦いにしよう」との熱い言葉を記し、最後は「神の加護を」と結んだ。
予断を許さない状況が続いているロシア、ウクライナ情勢。一刻も早い事態の収束を願ってやまない。
構成●THE DIGEST編集部
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まず、「決断を尊重し、理解する」と書き始めたカンボソスは、「あなたとその祖国のために祈る」とツイート。続けて「どうか無事でいて欲しい」と願いを込めると、「デビンを倒したら、真のチャンピオン同士の戦いにしよう」との熱い言葉を記し、最後は「神の加護を」と結んだ。
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