フランス・モンペリエで開催されていたフィギュアスケートの世界選手権は全日程を終えた。アイスダンスの“かなだい”こと村元哉中・高橋大輔組はリズムダンス67・77点、フリーダンス96・48点、総合164・25点で16位で終えている。
このカップルにとって初の世界選手権でのパフォーマンスは、必ずしも納得のいくものではなかっただろう。FDの演技を終えてオンライン取材に対応したふたりの表情は晴れやかなものではなかったが、決して後ろ向きではなかった。
村元は演技を終え、「チームとして初めての世界選手権だったけれど、世界のトップチームと戦えるという舞台で、自分たちは世界でどこの位置にいるかをすごく実感できた」と振り返り、「練習ではすごく良かった。自信をもって挑んだけれど、結果として取りこぼしが多かったり、自分たちが普段やらないミスが試合で出てしまったというのは、チームとしての経験が浅いなというのを実感した」とも述べた。
こうしたやり取りがあったなか、海外の記者からふたりに、「来シーズンも続けるという意思表示ととってOK?」という質問が飛んだ。これに一度顔を見合わせたふたりが、村元は英語で、そして高橋は日本語で回答するという場面があった。
村元は「まだ決めていない。まずチームで話し合う必要があると思っている。まずはここでいいパフォーマンスを披露することに集中してきたので、このコンペティションを終えてから、日本に帰って話し合うことになります」とコメント。これを受けて高橋も「この2年間突っ走ってきたので、少し気持ちにバケーションをあげて、そのあとしっかり考えていきたい」と述べた。
ただ、その後の言葉には現役に対する強い想いも滲んでいた。
「この世界選手権の経験は、僕たちの未来だったり、お互いの未来に、すごくつながる世界選手権になったんじゃないかなと思う。今シーズンに入って、やっとアイスダンサーになれたのかなと、少しずつ感じることができた。
先シーズンは本当に自分がアイスダンサーだという実感はほとんどなかった。今シーズンはそれを少しずつ実感できて、自信が持てるところと持てないところとがあるけれど、少しずつ自信を持てる部分が増えてきたところは凄く成長できた部分だと思うし、ポテンシャルとしてまだまだ。まだ先のことは決まっていないけれど、これで100%ではないなというのも感じてきた部分で、まだ成長過程なんじゃないかなという風に思っている」
また、外国人記者に託されたという元フィギュアスケーターで振付師のデイビッド・ウィルソン氏からの「本当に本当に会えなくてさみしいけれど、頑張ってください」というメッセージを聞いた高橋が笑顔で「ありがとう」と応じる場面もあった。
あくまで“かなだい”のふたりは来シーズンの継続を明言していないというスタンスだ。だが、日本に帰国後は、ショーへの出演も決まっている。そして、来シーズンの世界選手権は日本で行なわれる。その場所に、さらに進化した“かなだい”の姿があるのかということに、海外の記者も興味津々であることが窺えた場面だった。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】アイスダンス代表として四大陸&世界選手権へ! “かなだい”の多彩な表情をキャッチ
【フィギュア世界選手権PHOTO】実力派から次世代のスター候補まで! 男子・女子シングルの注目選手をピックアップ
【PHOTO】北京五輪で輝け!冬のスポーツシーンを彩る「美女トップアスリート」たちを一挙紹介!
このカップルにとって初の世界選手権でのパフォーマンスは、必ずしも納得のいくものではなかっただろう。FDの演技を終えてオンライン取材に対応したふたりの表情は晴れやかなものではなかったが、決して後ろ向きではなかった。
村元は演技を終え、「チームとして初めての世界選手権だったけれど、世界のトップチームと戦えるという舞台で、自分たちは世界でどこの位置にいるかをすごく実感できた」と振り返り、「練習ではすごく良かった。自信をもって挑んだけれど、結果として取りこぼしが多かったり、自分たちが普段やらないミスが試合で出てしまったというのは、チームとしての経験が浅いなというのを実感した」とも述べた。
こうしたやり取りがあったなか、海外の記者からふたりに、「来シーズンも続けるという意思表示ととってOK?」という質問が飛んだ。これに一度顔を見合わせたふたりが、村元は英語で、そして高橋は日本語で回答するという場面があった。
村元は「まだ決めていない。まずチームで話し合う必要があると思っている。まずはここでいいパフォーマンスを披露することに集中してきたので、このコンペティションを終えてから、日本に帰って話し合うことになります」とコメント。これを受けて高橋も「この2年間突っ走ってきたので、少し気持ちにバケーションをあげて、そのあとしっかり考えていきたい」と述べた。
ただ、その後の言葉には現役に対する強い想いも滲んでいた。
「この世界選手権の経験は、僕たちの未来だったり、お互いの未来に、すごくつながる世界選手権になったんじゃないかなと思う。今シーズンに入って、やっとアイスダンサーになれたのかなと、少しずつ感じることができた。
先シーズンは本当に自分がアイスダンサーだという実感はほとんどなかった。今シーズンはそれを少しずつ実感できて、自信が持てるところと持てないところとがあるけれど、少しずつ自信を持てる部分が増えてきたところは凄く成長できた部分だと思うし、ポテンシャルとしてまだまだ。まだ先のことは決まっていないけれど、これで100%ではないなというのも感じてきた部分で、まだ成長過程なんじゃないかなという風に思っている」
また、外国人記者に託されたという元フィギュアスケーターで振付師のデイビッド・ウィルソン氏からの「本当に本当に会えなくてさみしいけれど、頑張ってください」というメッセージを聞いた高橋が笑顔で「ありがとう」と応じる場面もあった。
あくまで“かなだい”のふたりは来シーズンの継続を明言していないというスタンスだ。だが、日本に帰国後は、ショーへの出演も決まっている。そして、来シーズンの世界選手権は日本で行なわれる。その場所に、さらに進化した“かなだい”の姿があるのかということに、海外の記者も興味津々であることが窺えた場面だった。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】アイスダンス代表として四大陸&世界選手権へ! “かなだい”の多彩な表情をキャッチ
【フィギュア世界選手権PHOTO】実力派から次世代のスター候補まで! 男子・女子シングルの注目選手をピックアップ
【PHOTO】北京五輪で輝け!冬のスポーツシーンを彩る「美女トップアスリート」たちを一挙紹介!