世紀のマッチアップへの機運がいよいよ高まっている。4月7日、東京都内で那須川天心と武尊が揃って記者会見を行ない、2022年6月19日に東京ドームで開催される対戦に向けた意気込みを語った。
言わずもがなの頂上決戦だ。2015年にキックボクシングRISE世界フェザー級王者である那須川が武尊に対戦を呼びかけて以来、話題性が膨らんでいったカードだが、その後、両陣営ともに交渉を進展させられずにいた。
昨年12月の会見で「両陣営が気持ちよく、すべての問題をクリアさせた」(RIZINの榊原信行CEO談)として、今年6月の対戦がようやく決定。今月1日には、会場が東京ドームになったとも発表された。
日本の格闘技史においても重要な意味を持つ東京ドームでの開催決定で、より一層の注目を集めるなか、『Abema』やK-1とRISEの公式YouTubeチャンネルなどで配信された会見に両雄が登壇した。
先んじて榊原信行CEOが「大会名はTHE MATCH 2022に決まりました」と発表。さらにチケットの最高値が日本格闘技史上最高額の300万円になるとも決定。まさに格闘技人気復活に向け、ふさわしい金額となった。
3分3ラウンド+延長1ラウンドの完全決着ルールで行なわれるとも決まった。そのなかでコメントを求められた武尊は、「試合に向けて、減量も調整もどんどん進んでいる。周囲の期待も高まっているのを感じる。その期待に応えたい。ちょっと高いなと思いましたけど、値段に見合った最高の試合をしたい」とコメント。一方で那須川は「ここまで来て、言うことも特にない。絶対に、何がなんでも、必ず勝ちます。僕の人生のなかでも一番大きな出来事になる」と意気込んだ。
相手に対する対策も互いに「いつも変わらずにやる」と語った両雄。那須川が「お互いに気持ちは入ってきてるんじゃないかなと思います」と語れば、「僕はなるべく直前まで会いたくない。スイッチが入り過ぎちゃうので、前日までは気持ちを静めたい。全てを背負って試合をする。僕が格闘家として生きた証を残す」と呼応。ライバル同士に早くも臨戦態勢といった様子だ。
「あとは殴り合って、蹴りあって、決める」(武尊)とお互いに緊張感を漂わせながら、残りわずかに迫った大一番への意気込みを語った那須川と武尊。間違いなく日本格闘技史に残るドリームマッチの行方に注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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言わずもがなの頂上決戦だ。2015年にキックボクシングRISE世界フェザー級王者である那須川が武尊に対戦を呼びかけて以来、話題性が膨らんでいったカードだが、その後、両陣営ともに交渉を進展させられずにいた。
昨年12月の会見で「両陣営が気持ちよく、すべての問題をクリアさせた」(RIZINの榊原信行CEO談)として、今年6月の対戦がようやく決定。今月1日には、会場が東京ドームになったとも発表された。
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3分3ラウンド+延長1ラウンドの完全決着ルールで行なわれるとも決まった。そのなかでコメントを求められた武尊は、「試合に向けて、減量も調整もどんどん進んでいる。周囲の期待も高まっているのを感じる。その期待に応えたい。ちょっと高いなと思いましたけど、値段に見合った最高の試合をしたい」とコメント。一方で那須川は「ここまで来て、言うことも特にない。絶対に、何がなんでも、必ず勝ちます。僕の人生のなかでも一番大きな出来事になる」と意気込んだ。
相手に対する対策も互いに「いつも変わらずにやる」と語った両雄。那須川が「お互いに気持ちは入ってきてるんじゃないかなと思います」と語れば、「僕はなるべく直前まで会いたくない。スイッチが入り過ぎちゃうので、前日までは気持ちを静めたい。全てを背負って試合をする。僕が格闘家として生きた証を残す」と呼応。ライバル同士に早くも臨戦態勢といった様子だ。
「あとは殴り合って、蹴りあって、決める」(武尊)とお互いに緊張感を漂わせながら、残りわずかに迫った大一番への意気込みを語った那須川と武尊。間違いなく日本格闘技史に残るドリームマッチの行方に注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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