北京五輪・女子フィギュアスケートで銀メダルに輝いたアレクサンドラ・トゥルソワが、ロシア国営放送『Channel One』のバラエティ番組に登場。歯に衣着せぬ言動でなにかと話題を提供する17歳は、自身の性格について問われ、ユニークなエピソードを交えて回答した。
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　まずトゥルソワは「勝ち気な性格は生まれつきです」と笑い、「ゆっくり人格が形成される人もいるでしょうが、私の場合は違いましたね」とキッパリ。そのうえで、持ち前の闘争心の源流となった逸話を明かした。

「私の両親は、私が新しいエレメンツに成功するたびに好きなものをなんでも買ってくれました。成功することで得られる喜びが大きくて、どんどん貪欲になっていったのかもしれません。『これを習得したら、また買ってあげるね』と言われて（笑）。だから常に新しいジャンプ、新しいゴールを追い求めてきました。トレーニングより楽しいものはなかったんです」

　ひとりのアスリートとして、元テコンドーの選手である父親から受けた影響は大きいという。だが一方で、「父はフィギュアスケートのことをなんでも知っているような口ぶりで、最初はいろいろ助言も聞いていましたが、やがて『そうでもない』ことに気づきました」とジョークを飛ばし、スタジオを沸かせた。
 
　北京五輪後のトゥルソワは国内対抗戦の『チャンネル・ワン杯』の出場を回避。４月になってようやくアイスショ―に登場して元気な姿を披露した。悩める17歳は現役を続行するか否かの答を明らかにしておらず、師匠であるエテリ・トゥトベリーゼ氏との関係性を含めて、今後の動向が注視される。

構成●THE DIGEST編集部

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