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格闘技・プロレス

井上尚弥への“疑念”をドネア母国解説者が指摘! 前回対戦後の闘いぶりを「まともな相手はモロニーぐらい」と辛辣意見

THE DIGEST編集部

2022.04.14

2019年の対戦では壮絶な殴り合いを演じ、文字通りの熱闘を繰り広げた井上(右)とドネア(左)。それから3年ぶりの再戦には、世界が熱視線を向けている。(C)Getty Images

2019年の対戦では壮絶な殴り合いを演じ、文字通りの熱闘を繰り広げた井上(右)とドネア(左)。それから3年ぶりの再戦には、世界が熱視線を向けている。(C)Getty Images

 世界待望の一戦だけに、さまざまな意見が寄せられている。来る6月7日にさいたまスーパーアリーナで行なわれるボクシングのWBA・IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥とWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)による3団体統一戦だ。
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 バンタム級屈指のハードパンチャーとして知られる両雄は、2019年11月7日の『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』の決勝で対戦。その際には、井上が右眼窩底骨折の深手を負いながらも、ドネアからダウンを奪取。フルマーク(3-0)での判定勝ちを収めていた。

 来る6月の顔合わせは、約3年ぶりのリマッチだ。その間に両者とも複数の防衛戦を消化していずれも無敗。とりわけ3試合を行なった井上は全試合TKO勝ちと圧巻の強さを見せつけてきた。

 だが、そんな日本が世界に誇る“モンスター”の現状に疑念を抱く者もいる。フィリピンの放送局『ABS-CBN』でボクシング解説員を務めるエド・トレンティーノ氏だ。

 何かと歯に衣着せぬ発言で物議を醸す同氏は、母国のレジェンド戦士との再戦を控える29歳の日本人のここ最近について、「ドネア戦の後に闘った3人を見たか? まともだったのはモロニーぐらいだ」とキッパリと言ってのけたのである。

「私が正直に言おう。マイケル・ダスマリナスにしても、アラン・ディパエンにしても、スキルなんてものはほとんどなかった。イノウエからすれば、掘っ立て小屋のうえを戦車で通るぐらい簡単なものだったはずだよ」

 さらにトレンティーノ氏は7回TKO勝ちを収めたモロニー戦の結果について、「あれはドネアとの壮絶な打ち合いの後で自信があったからだ。しかし、そのあとの試合はランク差もあって、次第に威勢もなくなっていった」と言及。そして、「イノウエにできた穴を埋める相手はもはやドネアしかいなかった」と強調した。

 はたして、バンタム級の4団体統一を野望とする井上は、“疑念”を覆すような勝利を挙げられるだろうか。運命の再戦は間近に迫っている。

構成●THE DIGEST編集部

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