４月17日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、『CINDERELLA TOURNAMENT 2022』の後楽園ホール大会を開催。メインイベントでは、岩谷麻優を僅か17秒で起死回生を決めた鹿島沙希と、すでに準々決勝進出が決まっていたMIRAIが対戦した。

　朱里率いる新ユニット「ゴッズアイ」に電撃加入したMIRAIは、15日に後楽園で開催された『後楽園ホール還暦祭／女子プロレスドリームフェスティバル』で、尾﨑妹加と組み、センダイワールドタッグチャンピオンチームである橋本千紘＆優宇と対戦。敗れはしたものの、パワーで上回る橋本の口から「ちょっと手こずった」と言わしめる健闘ぶりを見せた。

　試合は、鹿島が序盤から明らかなOTR狙いで執拗に攻める。これをエプロンのロープ際で何とかこらえたMIRAIは、今度は丸め込みを狙う相手の動きを読んで、腕十字の体勢へ。ここでミラマーレが極まると鹿島がたまらずギブアップ。MIRAIが準決勝進出を決め、4.29東京・大田区総合体育館でなつぽいとの対戦が決まった。

　試合後、MIRAIは「後楽園ホールのメインイベントで、このMIRAIが勝利しましたー！この、いろいろいま気を付けなきゃけないことがたくさんありますけど、こうやってここ後楽園ホールに、この景色(スターダムは今大会より客席がフルサイズ仕様)が戻ってきていることが、自分はとてもうれしいです」と挨拶。さらに「今日、自分は勝ったので、ベスト4です。シンデレラ・トーナメント4.29大田区総合体育館で、自分は、魂込めて！優勝狙っていきます！」とファンに優勝を誓った。
　バックステージでもMIRAIは「シンデレラ・トーナメント準々決勝、今日しっかり勝つことができました。岩谷麻優と鹿島沙希、どっちが上がってくるかなと思ったんですけど、鹿島沙希で。鹿島沙希は何してくるかわからないので、深いプロレスをしてくるというか、自分は苦手だなと思ってちょっといたんですけど」と本音を漏らしつつ、次ラウンド進出への安堵の想いを打ち明けた。

「今日勝ってベスト4。ベスト4にけっこう自分は興奮しているんですけど、ベスト4を目指してるわけじゃないので、しっかり大田区総合体育館で勝って初出場初優勝めざしたいと思います。この新格闘プリンセスが、ドレスとティアラをまとって、夢をかなえる瞬間を魂込めて、みなさんにお届けします！」

　改めて優勝宣言をしてみせたMIRAI。初出場にして初優勝という偉業を彼女が達成するのかに注目だ。

◆スターダム◆
『CINDERELLA TOURNAMENT 2022』
2022年4月17日
東京・後楽園ホール
観衆　1151人
▼トーナメント準々決勝（10分1本勝負）
○MIRAI（6分47秒　ミラマーレ）鹿島沙希●
※MIRAIが準決勝進出。

文⚫︎どら増田