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バレーボール

大黒柱の石川祐希が満身創痍のチームを牽引! ミラノがプレーオフ予選ラウンド突破へ望みをつなぐストレート勝ち

THE DIGEST編集部

2022.05.01

厳しい日程に苦しむチームを石川が大車輪の活躍で救った。(C) Lega Pallavolo Serie A

厳しい日程に苦しむチームを石川が大車輪の活躍で救った。(C) Lega Pallavolo Serie A

 現地時間4月30日、イタリア・セリエA 2021-22シーズン・プレーオフ5位決定戦の予選ラウンド第4戦が行われ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがジョイエッラプリズマ・ターラントとアウェーで対戦。セットカウント3-0(25-17、25-23、25-23)で勝利を収め、3位へ浮上した。

 ホーム2連敗でシリーズをスタートしたミラノは、背水の陣で臨んだ第3戦でヴェローナを下し勝ち点「3」を獲得。5位につけ予選突破へ望みをつないだ初白星からわずか中2日で、6位ターラントの本拠地に乗り込み絶対に落とせない戦いへ挑んだ。
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 先発出場した石川はこの日、最初の打球こそラインを割るが、相手守備を崩すサーブや切れのあるバックアタックなどで相手の脅威となる。バリエーションに富んだ攻撃を繰り広げたミラノが、順調にブレークポイントを重ねてセットを先取した。

 緊張した展開が続いた第2セット、石川は相手に流れが傾きかける度に献身的な守備で得点を呼び込み、疲れが見え隠れするチームを鼓舞。終盤にはブロックで相手のタッチネットを誘いリードを2点とする。これをキープして2セット目を奪取したミラノは勢いに乗り、迎えた第3セットで序盤からリードを3点に広げる。だが、プレーオフから連戦をこなす選手たちのパフォーマンスに陰りが見え始めると、攻守でのミス連発に相手のサービスエース2本が追い打ちをかけ6連続失点。形勢が一変し、3点のビハインドを負う。しかし、ここで石川が大奮闘。クロス攻撃やレセプションで得点を量産して追い上げを図り、さらにそのレセプションから豪快なバックアタックを叩き込み自らマッチポイントを奪う。最後は相手のサーブがネットにかかり試合終了。ミラノはストレート勝利で勝ち点を「6」に伸ばし、5位から3位へジャンプアップした。

 石川は12得点(アタック12)を記録して、アタックでイタリア通算1500得点(1510得点)を達成した。
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