プロバレーボールプレーヤー、石川祐希。主戦場とするイタリアでのここ2年間のミラノでの活躍を、出場全79試合を通して報じてきた本メディアの現地記者が、世界最高峰リーグの第一線で存在感を放つ日本代表の絶対的エースに単独取材を行った。
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石川は、所属先パワーバレー・ミラノでの2シーズン目(イタリア通算7シーズン)を終えたことを、日本時間5月11日のオンライン会見で1時間にわたり現地から報告。その直後で疲れもあったはずだが、終始にこやかな表情でインタビューに応えてくれた。
セリエAで自己最高となる5位の結果を残して終えた今シーズンは、コッパ・イタリアでもクラブ史上初のベスト4入りを達成。プレーオフでは準決勝進出こそ叶わなかったが、バレーボール界の頂点と呼ばれるリーグの中で、不動の先発メンバーとしてチームを牽引した。
最終戦からちょうど1週間が経過したこの日。まずは近況をたずねてみた。
「今はもうそれほど疲れていませんね。この後、代表に合流するので3日前からウェイトトレーニングとランニングを始めたところです。まだ、ボールには触っていません」
「残っているチームメートと市街地でショッピングをしたり、夕食に出かけたりもしていますよ」
休養と合わせ、代表合流を視野にコンディションを調整しながらリラックスした日常を送っていると言う。
リーグはスクデットをかけたプレーオフ決勝が佳境に入っていた。突出したダイナミズムでバレーボール界を席巻する面々がコートに並ぶモデナに敗れ、ミラノは準決勝進出ならず。自らも認めるシーズンベストパフォーマンスで強豪を追い詰めながら、最後の2点を取り切れず惜敗した第2戦を、今シーズン一番、脳裏に残っている試合と会見では明かしていた。
立つことができなかった舞台で躍動する勝者。その戦いぶりをどんな思いで観戦したのか?「準決勝は目標だったので、それを阻んで勝ち進んだモデナの試合はかなり悔しさを感じながら観ていました」と明かした。
第1戦で惨敗を喫したことで窮地に立たされた第2戦。一抹の不安を抱えながらミラノ本拠地へ取材に向かった。だが、背番号14にそんな心配は無用だった。スター軍団を唖然とさせる打球を叩き込んだと思えば、オフィシャル席に激突する身を挺した守備でチームを奮い立たせる。7日間で何をしたらあそこまで変われたのか?と問うと、こんな答えが返ってきた。
「やるしかなかった。東京五輪のイラン戦(3-2で日本が勝利し、29年ぶりに決勝トーナメントへ)も同じ状況でした。(今回)土壇場であれだけのプレーができたことで、自分にはこんなにも大きなポテンシャルがあるんだと気づかされました。成長の余地がまだまたあることを確信できました」
【関連記事】バレー元日本代表主将・清水邦広、再婚相手は「一緒にいて居心地がいい」という女子アナ。良きパートナーを得て"伝道師"として邁進
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石川は、所属先パワーバレー・ミラノでの2シーズン目(イタリア通算7シーズン)を終えたことを、日本時間5月11日のオンライン会見で1時間にわたり現地から報告。その直後で疲れもあったはずだが、終始にこやかな表情でインタビューに応えてくれた。
セリエAで自己最高となる5位の結果を残して終えた今シーズンは、コッパ・イタリアでもクラブ史上初のベスト4入りを達成。プレーオフでは準決勝進出こそ叶わなかったが、バレーボール界の頂点と呼ばれるリーグの中で、不動の先発メンバーとしてチームを牽引した。
最終戦からちょうど1週間が経過したこの日。まずは近況をたずねてみた。
「今はもうそれほど疲れていませんね。この後、代表に合流するので3日前からウェイトトレーニングとランニングを始めたところです。まだ、ボールには触っていません」
「残っているチームメートと市街地でショッピングをしたり、夕食に出かけたりもしていますよ」
休養と合わせ、代表合流を視野にコンディションを調整しながらリラックスした日常を送っていると言う。
リーグはスクデットをかけたプレーオフ決勝が佳境に入っていた。突出したダイナミズムでバレーボール界を席巻する面々がコートに並ぶモデナに敗れ、ミラノは準決勝進出ならず。自らも認めるシーズンベストパフォーマンスで強豪を追い詰めながら、最後の2点を取り切れず惜敗した第2戦を、今シーズン一番、脳裏に残っている試合と会見では明かしていた。
立つことができなかった舞台で躍動する勝者。その戦いぶりをどんな思いで観戦したのか?「準決勝は目標だったので、それを阻んで勝ち進んだモデナの試合はかなり悔しさを感じながら観ていました」と明かした。
第1戦で惨敗を喫したことで窮地に立たされた第2戦。一抹の不安を抱えながらミラノ本拠地へ取材に向かった。だが、背番号14にそんな心配は無用だった。スター軍団を唖然とさせる打球を叩き込んだと思えば、オフィシャル席に激突する身を挺した守備でチームを奮い立たせる。7日間で何をしたらあそこまで変われたのか?と問うと、こんな答えが返ってきた。
「やるしかなかった。東京五輪のイラン戦(3-2で日本が勝利し、29年ぶりに決勝トーナメントへ)も同じ状況でした。(今回)土壇場であれだけのプレーができたことで、自分にはこんなにも大きなポテンシャルがあるんだと気づかされました。成長の余地がまだまたあることを確信できました」
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