F1第7戦のモナコ・グランプリが開幕。5月27日には2度のフリー走行(FP)が行なわれた。
コース上での追い抜きがほぼ不可能であるがゆえに、近年はその存続について様々な意見が飛び交っている伝統のレースだが、各ドライバーは初日からタイムを上げるために、ウォールすれすれのスリリングなドライビングを披露し、世界中から集まった観客を大いに沸かせている。
先週のスペインGPで苦しみながらも10位入賞を飾ったアルファタウリの角田裕毅は、FP1では全体で2番目に多い39周の走行を重ねて、ベストタイムは11番手となる1分15秒536。続くFP2では、27周回で1分14秒134を計測し、10番手に上がった。
ただ、FP2ではアウトラップ中にハースのケビン・マグヌッセンのアタックを妨害したとして、スチュワードから呼び出しを受け、後に今季4回目の戒告処分を科されることに……。これにより、あと1回で10グリッド降格のペナルティーを受けることとなってしまった。
初日を終えた後、角田はチームの公式サイトを通して、「今日はかなり難しい1日になりました。両セッションのほとんどのアタックラップでトラフィックに引っかかり、満足のいくクリアラップを刻むことができませんでした」と語り、以下のように続けている。
「それに加え、FP2で新しいタイヤを履いてすぐにミスをし、大きなフラットスポットを作ってしまったことで、最初のスティントは予定より早く終わらなければなりませんでした。明日はもっと状況が良くなればと思っています。とはいえ、何が起こるかは分かっているし、他のドライバーも同じ状況に直面しているので、予選に向けて自分自身と改善しなければいけない点に集中する必要があります」
このように、ややネガティブな言葉が並んだが、FP後のインタビューでは「やるべきことは分かっています」「気持ちはすっきりしています」とモチベーションの高さを示しており、これを報じたF1公式サイト『F1.com』も「精神的な強さは、ドライビングのスキルと同じぐらいに重要なものだ」とポジティブに捉えている。
アルファタウリも、SNSで「(FP1で6番手、FP2で7番手だったピエール・ガスリーとともに)両ドライバーともにトップ10に入った」と満足感を示したが、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスは「ユウキはFP2で早々にミディアムタイヤを傷め、震動が酷くなったため、数周を走り損なった。彼にとっては不利なこととなったが、ラップタイムは良かった」とのコメントを残した。
【関連記事】角田裕毅がチームメイトを上回る現状について心情を明かす。昨季からの成長の過程も回顧「F1は簡単だと思ってしまった」
コース上での追い抜きがほぼ不可能であるがゆえに、近年はその存続について様々な意見が飛び交っている伝統のレースだが、各ドライバーは初日からタイムを上げるために、ウォールすれすれのスリリングなドライビングを披露し、世界中から集まった観客を大いに沸かせている。
先週のスペインGPで苦しみながらも10位入賞を飾ったアルファタウリの角田裕毅は、FP1では全体で2番目に多い39周の走行を重ねて、ベストタイムは11番手となる1分15秒536。続くFP2では、27周回で1分14秒134を計測し、10番手に上がった。
ただ、FP2ではアウトラップ中にハースのケビン・マグヌッセンのアタックを妨害したとして、スチュワードから呼び出しを受け、後に今季4回目の戒告処分を科されることに……。これにより、あと1回で10グリッド降格のペナルティーを受けることとなってしまった。
初日を終えた後、角田はチームの公式サイトを通して、「今日はかなり難しい1日になりました。両セッションのほとんどのアタックラップでトラフィックに引っかかり、満足のいくクリアラップを刻むことができませんでした」と語り、以下のように続けている。
「それに加え、FP2で新しいタイヤを履いてすぐにミスをし、大きなフラットスポットを作ってしまったことで、最初のスティントは予定より早く終わらなければなりませんでした。明日はもっと状況が良くなればと思っています。とはいえ、何が起こるかは分かっているし、他のドライバーも同じ状況に直面しているので、予選に向けて自分自身と改善しなければいけない点に集中する必要があります」
このように、ややネガティブな言葉が並んだが、FP後のインタビューでは「やるべきことは分かっています」「気持ちはすっきりしています」とモチベーションの高さを示しており、これを報じたF1公式サイト『F1.com』も「精神的な強さは、ドライビングのスキルと同じぐらいに重要なものだ」とポジティブに捉えている。
アルファタウリも、SNSで「(FP1で6番手、FP2で7番手だったピエール・ガスリーとともに)両ドライバーともにトップ10に入った」と満足感を示したが、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスは「ユウキはFP2で早々にミディアムタイヤを傷め、震動が酷くなったため、数周を走り損なった。彼にとっては不利なこととなったが、ラップタイムは良かった」とのコメントを残した。
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