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格闘技・プロレス

ドネアが井上尚弥との再戦で犯した“最大のミス”とは? 今後に向けては「これも成長の一部」と現役続行を示唆

THE DIGEST編集部

2022.06.10

因縁のリマッチに敗れたドネア(左)。2年7か月ぶりとなった井上(右)との一戦をどう振り返っているのか。(C)AFP/AFLO

因縁のリマッチに敗れたドネア(左)。2年7か月ぶりとなった井上(右)との一戦をどう振り返っているのか。(C)AFP/AFLO

 完敗を喫した“フィリピンの閃光”が大一番を振り返っている。

【動画】ドネアを渾身の左フックで撃破! 井上尚弥のKOシーンをチェック

 6月7日、さいたまスーパーアリーナにて、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が、WBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回1分24秒TKO勝ち。判定勝ちした2019年11月の初戦を上回る“圧倒ぶり”で日本人初の世界3団体統一王者に輝いた。

 一方、2年7か月前の雪辱に燃え、万全な準備をしてきたドネアにとっては屈辱の敗戦だ。21年のプロキャリアにおいて今回が“最短KO負け”となったが、試合後の控室では、「早い段階からゲームプランを実行できなかった」と悔しさを滲ませていたという。フィリピン紙『Philstar.com』が報じている。

 さらに、「ハードなトレーニングを積んできて自信があった。こんなに調子がいいのは初めてだった」と振り返った39歳のベテランは、「ただ、殴り合いをしたくなってしまったんだ」とコメント。「それは私の一部であり、殴り合いが大好きだ。それが最大のミスであり、最大の欠点だった」と冷静さを失ったことを敗因として挙げた。

 また、初ダウンを奪われた第1ラウンド終盤の右クロスに関しては、「カウンターを狙ったのに、全く見えなかった」といい、「最初のノックダウンは、今まで感じたことのないような強烈なパンチだった」と回顧。「これは成長の一部だ。また立て直して大局を見るよ」と現役続行を匂わせている。

 世界5階級制覇の実績を誇り、輝かしいボクシング人生を歩んできたドネア。はたして今後の進退はどうなるのだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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