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バレーボール

【女子バレー】開幕5連勝と勢いに乗る真鍋ジャパン!前主将の荒木絵里香も驚く“遅咲きの新星”井上愛里沙とは?

THE DIGEST編集部

2022.06.15

火の鳥の新戦力として躍動する井上。チーム5連勝のカギを握っている彼女に迫った。(C)Getty Images

火の鳥の新戦力として躍動する井上。チーム5連勝のカギを握っている彼女に迫った。(C)Getty Images

 女子バレー日本代表が好調だ。

 6月1日にアメリカで開幕したネーションズリーグで、初戦の韓国にストレート勝ちを収めると、以後、ドイツ、ドミニカ共和国、アメリカに4連勝。会場がフィリピンに変わった後もポーランドをストレートで下して5連勝と破竹の勢いで勝ち続け、現在16チーム中首位を走る。

 好調の要因はいくつもあるが、まず言えるのは眞鍋政義監督が掲げる5つの目標で筆頭に上げる「サーブ」の好調さだ。スピードサーブに緩急もつけ、相手の裏をかくような戦術的な狙いが効果を発し、相手の攻撃を単調にしたところからブロックとレシーブでボールをつなぎ、最後は主将で大黒柱の古賀紗理那が決める。この必勝パターンが確立しつつあるのが大きい。

 加えて、新戦力の台頭も考えられる。今大会が代表デビューとなったミドルブロッカーの小川愛里奈、横田真未、リベロの小島満菜美といった面々に加え、攻撃面で存在感を発揮するのがアウトサイドヒッターの井上愛里沙である。

 井上は、昨年末の天皇杯皇后杯全日本バレーボール選手権、さらに「負ければ終わり」という厳しい状況から勝ち続け、3シーズンぶりにVリーグ優勝を遂げた久光スプリングスでエースとして活躍した選手だ。
 
 中学時代から注目を集めるも「バレーはやり切った」と一時は勉強を優先すべくバレーボールから離れようとした。だが抜群のセンス、将来性を見逃さず、西舞鶴高3年時にU20日本代表へ選出されると、出場した13年の世界ジュニア選手権で準優勝。決勝では中国に敗れたものの日本のエースとして躍動し、当時から攻撃力には定評があった。

 高校時代に活躍した選手の多くが卒業後にVリーグへ進むケースが多いなか、井上は卒業後、筑波大へ進む。勉学に勤しむ一方、15年、17年にはユニバーシアード日本代表として銀と銅メダルを獲得した。国際経験を重ねると、卒業後はVリーグの久光でも攻撃の柱として活躍。昨シーズンはこれまで木村沙織さんが持っていた記録を更新する584得点をたたき出し、日本人総得点の日本新記録を樹立した。

 日本代表登録選手に選出されながら、今まではなかなかチャンスに恵まれずにいた。だが、ネーションズリーグでようやくその時が訪れた。

 第2戦のドイツ戦で途中出場を果たすと、「緊張はなく、やるだけ、の勢いで入った」という井上は、コート外から相手を観察。そして「(日本の)レフトに2枚来ていたので、バックアタックを積極的に使ってほしいとセッターに伝えた」と話したように、巧みなプレーとクレバーさを発揮。第3戦のドミニカ共和国戦からはスタメン出場を果たし、古賀と共に攻撃の二本柱として好調の原動力となっている。
 
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