アイスショー『ドリーム・オン・アイス』出演のために来日中の、米国の17歳イリア・マリニン。フィギュアスケート界の新星が、日本で大技を披露し、大きな反響を呼んでいる。

　マリニンは７月１日、自身のインスタグラム「quadg0d（４回転ジャンプの神、の意）」のアカウントで、KOSE新横浜スケートセンターでの練習中の動画を公開した。

「日本の氷の上でのジャンプは気分が良い」とコメントが添えられたそれで、スケーターは４回転アクセルという大技を着氷している。黒のトレーニングウェアを来たほっそりとした身体を操り、リンクの上で勢いよく飛び上がり、目にもとまらぬ速さで回転したあと、氷に降りてみせる。
【動画】スムーズに４回転アクセルを着氷！ マリニンが新横浜のリンクで披露したジャンプをチェック 　また、米メディア『DEFECTOR』も驚嘆。「競技会ではまだ誰も完全なかたちで着氷できていないクワドアクセル（４回転半）は他のどのジャンプよりも難易度が高い。しかし、トレーニングではクワドアクセルに励み、その様子を練習動画で見る限り、彼はこのジャンプで初めてクリーンに着氷したスケーターとしてトップを走っている」と絶賛した。

　同メディアによれば、マリニンは新シーズンのプログラムに４Aを導入する予定だと述べているという。すでに今年の全米選手権では王者ネイサン・チェンに次ぐ２位につけ、４月に行なわれた世界ジュニア選手権では歴代最高得点を更新して優勝。今後が楽しみなスケーターは、新シーズンに向けて大きな注目を集めそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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