7月10日に終わった男子バレーボールの「FIVBネーションズリーグ(VNL)2022」予選ラウンドを、9勝3敗、5位の好成績で予選ラウンドを終えた「龍神NIPPON」。2018年から始まった大会で、日本代表は12位、10位(19年)、11位(21年)と低迷しており、上位8チームによるファイナルラウンド進出を果たしたのは初めてで、選手らは手応えを感じ取っていた。
大会前に、石川祐希主将が「非常に難しい、厳しい戦いになるが、僕たちがステップアップするためにも、そこに向けて戦っていきたい」と、最大の目標と定めたファイナルラウンド進出は、10戦目のカナダ戦の試合前に確定。「ファイナルラウンドでは1勝が目標」と上方修正するほど、順調な戦いぶりをみせた。
【関連記事】「想像を超える強さ」東京五輪銅のアルゼンチンを撃破したバレー日本代表に敵国メディアも驚愕。石川&西田を「ワールドクラス」と絶賛
「ファイナルで1勝を挙げるための大事な戦い」(石川)と定めた予選ラウンド最終のブラジル戦は、昨年の東京五輪準々決勝で0-3のストレート負けを喫した相手。この夜も結果は同じストレート負け(23-25、23-25、22-25)で、1994年以来の公式戦勝利はならなかったが、2016年リオデジャネイロ五輪金メダルの強豪相手に、僅差の試合内容は善戦といえるものだった。
第1セット、出だしからリードを許す展開。しかし、中盤から石川のサービスエースなどで16-16と追いつき、20-24からは西田有志のスパイクなどで3連続得点で追い上げ。第2セットは23-23から2連続失点で失ったが、見応えのある競り合いを展開。第3セットも22-25と及ばなかったが、試合を通じて石川や西田、高橋藍らのサーブが機能し、ブラジルの強いサーブに対応することが出来れば互角に近い戦いが出来ることを証明した。
予選ラウンドでベストスコア、ベストサーバー両部門で3位の西田は「(第3週は3勝1敗で)4連勝は出来なかったが、ブラジルを相手に、やっとここまで来ることが出来たと、プラスに考えたい。以前はどこに打ってもワンタッチを取られ、シャットもされ、決めようがなかった。今は、距離が近づいているように感じる」と手応えを口にした。
「2点差は大きな壁だが、かなわない相手ではない。最後まで集中力を切らさなければ、2点差も逆になる」と自信を深めていたのは、高橋藍。
ベストスコア部門5位、ベストサーバー部門で2位の石川も「ブラジルに対して、最初の頃は勝てないなと思っていたが、今は、勝つチャンスはある、勝てる相手だと思えるほど(日本代表は)成長した」と、こちらもチーム力の向上を実感していた。
大会前に、石川祐希主将が「非常に難しい、厳しい戦いになるが、僕たちがステップアップするためにも、そこに向けて戦っていきたい」と、最大の目標と定めたファイナルラウンド進出は、10戦目のカナダ戦の試合前に確定。「ファイナルラウンドでは1勝が目標」と上方修正するほど、順調な戦いぶりをみせた。
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「ファイナルで1勝を挙げるための大事な戦い」(石川)と定めた予選ラウンド最終のブラジル戦は、昨年の東京五輪準々決勝で0-3のストレート負けを喫した相手。この夜も結果は同じストレート負け(23-25、23-25、22-25)で、1994年以来の公式戦勝利はならなかったが、2016年リオデジャネイロ五輪金メダルの強豪相手に、僅差の試合内容は善戦といえるものだった。
第1セット、出だしからリードを許す展開。しかし、中盤から石川のサービスエースなどで16-16と追いつき、20-24からは西田有志のスパイクなどで3連続得点で追い上げ。第2セットは23-23から2連続失点で失ったが、見応えのある競り合いを展開。第3セットも22-25と及ばなかったが、試合を通じて石川や西田、高橋藍らのサーブが機能し、ブラジルの強いサーブに対応することが出来れば互角に近い戦いが出来ることを証明した。
予選ラウンドでベストスコア、ベストサーバー両部門で3位の西田は「(第3週は3勝1敗で)4連勝は出来なかったが、ブラジルを相手に、やっとここまで来ることが出来たと、プラスに考えたい。以前はどこに打ってもワンタッチを取られ、シャットもされ、決めようがなかった。今は、距離が近づいているように感じる」と手応えを口にした。
「2点差は大きな壁だが、かなわない相手ではない。最後まで集中力を切らさなければ、2点差も逆になる」と自信を深めていたのは、高橋藍。
ベストスコア部門5位、ベストサーバー部門で2位の石川も「ブラジルに対して、最初の頃は勝てないなと思っていたが、今は、勝つチャンスはある、勝てる相手だと思えるほど(日本代表は)成長した」と、こちらもチーム力の向上を実感していた。