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格闘技・プロレス

「カズの息子」と呼ばれることはどう思う――三浦孝太はやはり逸材。RIZIN直前に訊いた“宿命”への想い

THE DIGEST編集部

2022.08.01

期待された2戦目はコロナウイルスの陽性反応によって欠場となった三浦。(C)RIZIN FF

期待された2戦目はコロナウイルスの陽性反応によって欠場となった三浦。(C)RIZIN FF

 驚きの一報が舞い込んだのは、試合前日。それも日をまたぐ1時間前だった。

 7月31日に行なわれた「RIZIN.37」でフェリペ・マソーニ(ブラジル)と対戦予定だった三浦孝太(BRAVE)が、新型コロナウイルスの陽性反応によって欠場を余儀なくされたのだ。
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 本人の無念さは想像に難くない。昨年12月31日の「RIZIN.33」で、サッカーボールキックによる1回TKO勝ちという鮮烈なデビューを飾った19歳は、今年5月の「RIZIN Landmark vol.3」を首の怪我によって欠場。ゆえに、この試合は再起戦という位置づけでもあった。

 注目度も高い一戦だった。なにせ、日本スポーツ界屈指のスーパースターである三浦知良の次男だ。“キングの遺伝子”を受け継ぐ若武者が、父がかつて活躍したブラジルからの刺客を相手にどんなパフォーマンスを見せるかは、誰もが刮目していた。

 前日計量も難なくパスしていただけに、「この様なことになり本当に申し訳無い気持ちでいっぱいです」という三浦の声明には悔恨の想いが滲み出た。
 
 惜しくも欠場となった。だが、そんな逸材の“ポテンシャル”を垣間見る姿を筆者は戦前にしっかりと目にしていた。試合前会見の場、偉大なる父親を持つプレッシャー、その“宿命”をどう感じているかを訊くと、三浦は飄々とした顔でこう語った。

「『2世』であるとか、『カズの息子』ということを、悪く言われているかも分からない。ですけど、自分自身は三浦知良の息子として生まれてこられて、こういう舞台に立たしてもらえているし、自分にとっては光栄なこと。本当にこの家族に生まれて幸せに思いますね。なので、ネガティブな風に言われたり、思われたりすることはむしろ誇らしいですね」

 リング外の話題が常に先行し、プレッシャーも半端ではない。それでも「むしろ誇らしい」と堂々と言い放つ。そのメンタリティーはあっぱれと言うほかになく、「格闘家・三浦孝太」の将来を期待させるものだった。

 父・知良からは「堂々としてろ」とプロアスリートとしての訓示を受けている。RIZINの榊原信行CEOが「めちゃくちゃ期待はしている。いずれにしても9月25日に」と語った復帰戦、重たい宿命とも対峙できる三浦ならば、威風堂々とリングに返り咲くに違いない。

取材・文●羽澄凜太郎(THE DIGEST編集部)

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