格闘技・プロレス

井上尚弥戦で避けるべき“2つのミス”とは? 完敗のドネアがバトラーに忠告! 「スピードと横の動きを活かすべき」

THE DIGEST編集部

2022.08.10

6月のタイトルマッチで圧倒的な強さを見せつけた井上(左)。完敗したドネア(右上)が今回、バトラー(右下)戦を展望している。(C)AFP/AFLO、Getty Images

 向かうところ敵なしの"モンスター"は、世界でも高い評価を受け続けている。ボクシングWBAスーパー、IBF、WBC世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)だ。

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 去る6月7日、前WBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回1分24秒のTKO勝ちを収め、日本人初の世界3団体統一王者に輝いた井上。通算戦績を23戦無敗(20KO)にまで伸ばし、次なる標的として、WBO王者ポール・バトラー(英国)との4団体統一戦に視線を移している。

 ただ、このファイトが、圧倒的に"井上優勢"と見られているのは周知の事実だ。そのなかで、他でもないドネアが井上に対抗する"ポイント"を分析した。自身が所属する英プロモート会社『Probellum』の公式サイトに掲載された「バトラーが避けなければならない2つのミスを語る」と銘打たれた記事内で語っている。
 
 まず、「バトラーが避けなければならないのはリーチだ」と話し始めたベテラン戦士は、4月に行なわれたジョナス・スルタン(フィリピン)戦の内容を踏まえ、「立ちすくむ場面もあったが、強烈なボディショットを持つイノウエとの対戦であれはかなり危険だ」と忠告している。

 さらに「このままでは非常に難しい戦いになるが、動き回れば、イノウエにとっても難しくなるだろう」と続けると、「スルタンと戦ったボクシングをするのが、イノウエ戦でのベストスタイルだろう」と言及。「ジャブを使い、スピードと横の動きを活かすべきだ」と見解を述べた。

 また、井上戦で自身も「そうするつもりだった」というドネアだが、「結局、戦いに巻き込まれてしまった」と自身の敗戦を回顧すると、バトラーに対して「彼はそういう戦いに慣れているからできるはずだ」と期待のコメントも。はたしてどんなファイトとなるのだろうか。まだ交渉段階だが、今からその行方が楽しみでならない。

構成●THE DIGEST編集部

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