世界のスケートファンが見守るなか、７月にプロ転向を表明した五輪連覇王者の羽生結弦さんが８月10日、アイスリンク仙台で公開練習「Share Practice」を行なった。同練習は今月７日に自身で開設した公式YouTubeチャンネル『HANYU YUZURU』でライブ配信によって実施されたのだ。

　リンクに到着した羽生さんは、まずは陸上で入念にウォーミングアップ。その後スケート靴に履き替え、氷上で１時間滑った。2017年に世界最高得点を更新したプログラム「Hope＆Legacy」の曲では、４回転ループ＋３回転トゥループのコンビネーションを着氷するなどした。

【動画】世界のファンが熱視線！羽生さんの練習姿をチェック

　練習の後半には、平昌五輪で金メダルに輝いたプログラム「SEIMEI」を演技。高難度のジャンプを次々と披露し、２時間に及ぶライブ中継は国内外問わず、10万人を超えるファンがチャットに書き込みながら視聴を楽しんだ。
  　ファンだけでなく海外のメディアも未曽有のイベントに注目していたようで、米専門誌『IFS Magazine』は、「現在行われているユヅル・ハニュウの練習に、他のイベントと比較できないほど日本の報道陣が殺到している」と速報を打ったうえで、以下のように喜びを伝えた。

「本当に特別なものを目の当たりにしているよ」

　また、かねてより羽生結弦さんに注目する欧州衛星放送局『EUROSPORT』の名物解説者マッシミリアーノ・アンベシ氏は、この日も自身のTwitterを起動させ、「今日の練習でユヅル・ハニュウが、４回転ループ＋３回転トゥループのコンビネーションを完璧に決めてくれた！このコンビネーションは国際大会では一度も成功されていないものだ」と驚きをもって伝えた。

　圧倒的な人気を誇るプロスケーター。今後の活動の詳細については、まだ明かされていないが、27歳の動向に世界の目が注目する。

構成●THE DIGEST編集部

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