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フィギュア

「常にパーフェクト」「戦うには不十分」羽生結弦、NHK杯SPで大差の首位スタート。仏大手紙は早々に”降参宣言”!

THE DIGEST編集部

2019.11.22

羽生の演技後には、ファンからプレゼントが多数投げ込まれていた。 (C) REUTERS/AFLO

羽生の演技後には、ファンからプレゼントが多数投げ込まれていた。 (C) REUTERS/AFLO

 11月22日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦となるNHK杯が、北海道の札幌で初日を迎えた。

 5度目の優勝を目指してGPファイナル進出を狙う羽生結弦(ANA)は、11番の滑走で登場。プログラムに組み込んだ4回転サルコー、トリプルアクセル、4回転ー3回転トゥループとすべてのジャンプを成功させ、109・34点で首位に立っている。

 世界最高の数値である110・53点には届かなかったものの、SP終了時で100点台に載せたのは羽生のみ。2位のケビン・エイモズ(フランス)の91・47点とは17・87点差をつけ、明日のフリーに臨むことが決定した。

 エイモズの故郷であるフランス紙『L'Équipe』は、快進撃を見せた母国エースの演技を「健闘した」と称えつつも、羽生の出来に感嘆している。
 
「エイモズは91・47点という素晴らしいスコアを獲得した。しかし、それでもユズル・ハニュウ(羽生結弦)と戦うには不十分だ。2度の五輪王者となった彼は、プログラム中、コンビネーションジャンプに集中する必要はあったけれども、それ以外の4回転サルコーとトリプルアクセルは完璧だった。

 ここ数シーズン、彼は驚嘆に値する、常にパーフェクトな存在だ。ずっと素晴らしいスケートをキープし続けている。ユズルのフリーでの演技での成功、そしてサッポロでの勝利はもはや疑いの余地はない」(『L'Équipe』)

 自国のエースが2位に食い込みながらもの”降参”宣言。羽生本人は滑り終えた後に悔しそうな表情を浮かべていたが、評価は変わらず高いようだ。

 羽生は第2戦のカナダ杯で優勝。5度目のVがかかるGPファイナル(12月)への出場を懸けたフリーは23日の夜に行なわれる。

構成/THE DIGEST編集部

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