11月23日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦となるNHK杯が、北海道・札幌のセキスイハイムアイスアリーナで行なわれ、前日の男子ショートプログラム(SP)で首位となった羽生結弦が3年ぶりに大会を制した。
フリーに第10滑走者として登場した羽生は、最初の4回転で少し乱れを見せたが、続く4回転サルコウは見事に着氷。きっちりと修正してスピンやステップにつなげ、トリプルルッツ、4回転トーループも完璧に成功させた。
前半で予定していたコンビネーションジャンプが抜けるハプニングも起きたが、プログラム終盤に4回転からの3回転のコンビネーションジャンプも成功し、氷上を鮮やかに“舞った”羽生は、終わってみれば、2位のケビン・エイモズ(フランス)に55.3点差をつける合計305.05点を記録。ダントツのスコアで、12月にトリノで開催されるGPファイナルへ駒を進めた。
羽生の圧倒的な演技に海外メディアも脱帽している。フランスの全国紙『L'Equipe』は、「ハニュウの帝国のようだった」と見出しを打った記事内で、次のように日本人王者を絶賛した。
「オリンピック2冠を果たしているハニュウの直後に滑ったエイモスは、プレッシャーから目に見えて緊張し、最高のパフォーマンスを発揮できなかった。このNHK杯でのユズル・ハニュウは誰の手にも負えなかった」
アメリカのスポーツ専門チャンネル『NBC Sports』は、「ユズル・ハニュウはアメリカのネイサン・チャンが待つグランプリ・ファイナルに進んだ」と銘打った記事で、次のように評した。
「ほとんどの脅威がなかった今回のNHK杯でのハニュウに誰も敵わなかった。彼はフリーで4回転ジャンプを4回も成功させ、合計スコアで305.05を獲得する圧倒的な滑りを披露した」
試合後には、「ずっと日本で滑りたかった。こうやって皆さんのエネルギーを感じるのは日本ならでは」とファンへの感謝を口にする余裕もみせた羽生。ネイサン・チェン(アメリカ)との一騎打ちが予想されるグランプリ・ファイナルでのパフォーマンスも注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
フリーに第10滑走者として登場した羽生は、最初の4回転で少し乱れを見せたが、続く4回転サルコウは見事に着氷。きっちりと修正してスピンやステップにつなげ、トリプルルッツ、4回転トーループも完璧に成功させた。
前半で予定していたコンビネーションジャンプが抜けるハプニングも起きたが、プログラム終盤に4回転からの3回転のコンビネーションジャンプも成功し、氷上を鮮やかに“舞った”羽生は、終わってみれば、2位のケビン・エイモズ(フランス)に55.3点差をつける合計305.05点を記録。ダントツのスコアで、12月にトリノで開催されるGPファイナルへ駒を進めた。
羽生の圧倒的な演技に海外メディアも脱帽している。フランスの全国紙『L'Equipe』は、「ハニュウの帝国のようだった」と見出しを打った記事内で、次のように日本人王者を絶賛した。
「オリンピック2冠を果たしているハニュウの直後に滑ったエイモスは、プレッシャーから目に見えて緊張し、最高のパフォーマンスを発揮できなかった。このNHK杯でのユズル・ハニュウは誰の手にも負えなかった」
アメリカのスポーツ専門チャンネル『NBC Sports』は、「ユズル・ハニュウはアメリカのネイサン・チャンが待つグランプリ・ファイナルに進んだ」と銘打った記事で、次のように評した。
「ほとんどの脅威がなかった今回のNHK杯でのハニュウに誰も敵わなかった。彼はフリーで4回転ジャンプを4回も成功させ、合計スコアで305.05を獲得する圧倒的な滑りを披露した」
試合後には、「ずっと日本で滑りたかった。こうやって皆さんのエネルギーを感じるのは日本ならでは」とファンへの感謝を口にする余裕もみせた羽生。ネイサン・チェン(アメリカ)との一騎打ちが予想されるグランプリ・ファイナルでのパフォーマンスも注目したい。
構成●THE DIGEST編集部