日本の逸材スケーターに、世界から賛辞が贈られている。

　現地時間9月30日、女子フィギュアスケートの島田麻央がジュニアグランプリ(GP)シリーズ第5戦ポーランド大会の女子フリーに登場。国際スケート連盟（ISU）公認大会では日本女子初の4回転トウループを着氷させた。

　冒頭には見事なトリプルアクセルを成功。シニア顔負けの内容で他を圧倒する演技を披露した13歳は、第2戦のチェコ大会に続いて優勝を飾り、12月8日からのジュニアGPファイナル（イタリア・トリノ）への出場権を獲得したのだった。

　島田の4回転ジャンプは公式記録では回転不足がつき、GOE（出来栄え点）は減点となったが、成功への期待を抱かせる演技だったのは確か。大技成功に、また一歩近づく出来だった。

　この会心の演技に、ISUの公式ツイッターは「マオ・シマダがまたやった！ 2大会目のジュニアGPシリーズで、彼女はもう１個の金メダルを獲得し、ジュニアGPファイナルへの出場権を獲得した」「卓越したパフォーマンスでマオ・シマダが２個目の金メダルを獲得！」と称賛した。

　さらに大会終了後も、海外のスケート関係者から島田を絶賛する声が後を絶たず。アメリカのスポーツ医学アカデミー『NASM』でフィギュアスケートインストラクターを務めるカシア・ストラルチク氏は「息をのんだマオ！信じられない程のパフォーマンスよ！彼女は氷上の小鳥ね」と鮮やかな演技を表現した。
  　また、ISUの公式インスタグラムにも４回転トウループとトリプルアクセルの動画が公開され、文面には「素晴らしい演技でした。グダニスク（ポーランド）で行なわれた女子のISUジュニアGPシリーズで、マオ・シマダが素晴らしいフリースケーティング後、金メダルを獲得した」「マオ・シマダが、またまたやってくれた！２個目の金メダルだ」と投稿。こちらも「素晴らしい！」「優雅なパフォーマンスだ。優勝おめでとう」「圧巻！」など、脚光を浴びている。

　今月30日に14歳の誕生日を迎える島田。いまだ底知れぬ潜在能力に、世界中からの注目度はさらに高まるばかり。彼女のパフォーマンスから、今後も目が離せない。

構成●湯川 泰佑輝（THE DIGEST編集部）

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