牝馬三冠の最終戦となる秋華賞(GⅠ、阪神・芝2000m)が16日に行われ、先行集団から抜け出した単勝3番人気のスタニングローズ(栗東・高野友和厩舎)が同厩舎で2番人気のナミュールを半馬身差抑え、GⅠ初勝利を収めた。春季クラシック二冠を制し、史上7頭目となる牝馬三冠制覇を目指したスターズオンアース(美浦・高柳瑞樹厩舎)も猛追してゴール前の接戦に加わったが、ナミュールとハナ差の3着に敗れ、惜しくも快挙の達成は成らなかった。
二冠制覇のあと、両前肢の剥離骨折が判明し、骨片摘出手術を受けたあと休養に入ったスターズオンアース。その仕上がりが注目されたが、当日の馬体重は前走比+8㎏であったものの、それは太め感よりも成長を感じさせた。最終追い切りで抜群の動きを披露したように、力を出し切れる態勢は整ったと見えた。そう感じたファンも多かったのであろう、単勝オッズ3.0倍の1番人気に支持された。
本馬場入場の際にサウンドビバーチェ(栗東・高柳大輔厩舎)が放馬するアクシデントはあったものの、幸いにして係員がすぐつかまえたため大事には至らず、無事にスタートを迎えることができた。
しかし、もう一つのアクシデントがスタート時に待っていた。スターズオンアースが立ち上がりかけた際にゲートが開いたため出遅れてしまい、ほぼ最後方からの追走となったのである。
観客がどよめくなか、ブライトオンベイス(栗東・清水久嗣厩舎)がハナに立ち、4番人気のアートハウス(栗東・中内田充正厩舎)、スタニングローズらが先行集団を形成。ナミュールは中団のやや後ろ目の9~10番手あたりを追走し、出遅れたスターズオンアースは後方の14~15番手のインで脚を溜め、追い込みに賭ける手に出た。
1000mの通過ラップは59秒7と遅めで、先行有利の流れ。それを見越した中団から後ろに位置した馬たちも仕掛けながら最終コーナーを回る。
二冠制覇のあと、両前肢の剥離骨折が判明し、骨片摘出手術を受けたあと休養に入ったスターズオンアース。その仕上がりが注目されたが、当日の馬体重は前走比+8㎏であったものの、それは太め感よりも成長を感じさせた。最終追い切りで抜群の動きを披露したように、力を出し切れる態勢は整ったと見えた。そう感じたファンも多かったのであろう、単勝オッズ3.0倍の1番人気に支持された。
本馬場入場の際にサウンドビバーチェ(栗東・高柳大輔厩舎)が放馬するアクシデントはあったものの、幸いにして係員がすぐつかまえたため大事には至らず、無事にスタートを迎えることができた。
しかし、もう一つのアクシデントがスタート時に待っていた。スターズオンアースが立ち上がりかけた際にゲートが開いたため出遅れてしまい、ほぼ最後方からの追走となったのである。
観客がどよめくなか、ブライトオンベイス(栗東・清水久嗣厩舎)がハナに立ち、4番人気のアートハウス(栗東・中内田充正厩舎)、スタニングローズらが先行集団を形成。ナミュールは中団のやや後ろ目の9~10番手あたりを追走し、出遅れたスターズオンアースは後方の14~15番手のインで脚を溜め、追い込みに賭ける手に出た。
1000mの通過ラップは59秒7と遅めで、先行有利の流れ。それを見越した中団から後ろに位置した馬たちも仕掛けながら最終コーナーを回る。