フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦カナダ大会が現地時間10月28日にカナダ・ミシサガで開幕した。
日本勢は男子が17歳の三浦佳生と世界王者の宇野昌磨がショートを終え、三浦が1位、宇野が2位でワンツーフィニッシュ。フリーではダブル表彰台に期待がかかる。女子は20歳の渡辺倫果が日本人最上位のショート6位。3年ぶりにGPシリーズに戻ってきた紀平梨花は8位、横井ゆは菜は12位で終え、フリーに向け巻き返しを図る。アイスダンスの小松原美里&小松原尊はリズムダンスで7位だった。
奮闘する日本勢のなかで、現地カナダのスケートファンから大きな声援が送られたのが、“りくりゅう”ことペアの三浦璃来&木原龍一だ。二人はミシサガの隣町、オークビルを練習拠点としており、観客からひと際大きな声援を浴びた。日の丸も揺れるなど、まるで“ホーム”のような雰囲気で最終滑走のショートに臨んだ。三浦がスロー・トリプルルッツで少しミスが出てしまったが、それ以外はうまくまとめ、ショート73.39点で首位に立った。
国際スケート連盟(ISU)も世界選手権銀メダリストのショートプログラムを称賛している。28日のISU公式ニュースの見出しを飾っており「ミク・ミウラ&リュウイチ・キハラは『You'll Never Walk Alone』に合わせて、トリプルツイスト、サイドバイサイドのトリプルトウループ、レベル4のリフト、スピン、フットワークを披露した。唯一のミスは、ミウラがスロー・トリプルルッツを踏み切った時だった。二人は 73.39点を獲得した」と演技を評した。
さらに、ISUは公式ツイッターも更新し「世界選手権銀メダルのミウラ&キハラ(日本)がスケートカナダのペアショートプログラムで首位に飛ぶ!」と木原が三浦をツイストリフト(男性が女性を頭上に高く投げて、回転し終えて降りてくる女性を再び受け止める技)する動画を投稿している。
ISUのニュース記事内で三浦は「新しいショートプログラムは初めてで、楽しむことが目的だった」と語り「明日(フリー)も同じで初めてのプログラムなので、綺麗に滑ろうとか、ミスはしないだろうとか、そういうことは考えずに、ただ楽しもうと思っています」と続けた。
パートナーの木原は「昨シーズンはオリンピックと世界選手権を経験し、素晴らしい結果を残すことができました」と付け加えた。「それが自信になって、今シーズンは始まる前に、自分たちがそこにいるんだという実感を持つことができました。7月に三浦さんが肩のケガで自信を失い、どん底に落ちてしまった。自分たちは追われる側だと思い、去年の高揚感は忘れていました」と、あくまでチャレンジャーの姿勢だったことを明かした。
ペアフリーは、日本時間30日午前5時にスタート予定で三浦&木原はショート同様、最終滑走となる。GPシリーズ優勝となれば、日本のペア史上初の快挙。“りくりゅう”が歴史を塗り替えるのか、注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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日本勢は男子が17歳の三浦佳生と世界王者の宇野昌磨がショートを終え、三浦が1位、宇野が2位でワンツーフィニッシュ。フリーではダブル表彰台に期待がかかる。女子は20歳の渡辺倫果が日本人最上位のショート6位。3年ぶりにGPシリーズに戻ってきた紀平梨花は8位、横井ゆは菜は12位で終え、フリーに向け巻き返しを図る。アイスダンスの小松原美里&小松原尊はリズムダンスで7位だった。
奮闘する日本勢のなかで、現地カナダのスケートファンから大きな声援が送られたのが、“りくりゅう”ことペアの三浦璃来&木原龍一だ。二人はミシサガの隣町、オークビルを練習拠点としており、観客からひと際大きな声援を浴びた。日の丸も揺れるなど、まるで“ホーム”のような雰囲気で最終滑走のショートに臨んだ。三浦がスロー・トリプルルッツで少しミスが出てしまったが、それ以外はうまくまとめ、ショート73.39点で首位に立った。
国際スケート連盟(ISU)も世界選手権銀メダリストのショートプログラムを称賛している。28日のISU公式ニュースの見出しを飾っており「ミク・ミウラ&リュウイチ・キハラは『You'll Never Walk Alone』に合わせて、トリプルツイスト、サイドバイサイドのトリプルトウループ、レベル4のリフト、スピン、フットワークを披露した。唯一のミスは、ミウラがスロー・トリプルルッツを踏み切った時だった。二人は 73.39点を獲得した」と演技を評した。
さらに、ISUは公式ツイッターも更新し「世界選手権銀メダルのミウラ&キハラ(日本)がスケートカナダのペアショートプログラムで首位に飛ぶ!」と木原が三浦をツイストリフト(男性が女性を頭上に高く投げて、回転し終えて降りてくる女性を再び受け止める技)する動画を投稿している。
ISUのニュース記事内で三浦は「新しいショートプログラムは初めてで、楽しむことが目的だった」と語り「明日(フリー)も同じで初めてのプログラムなので、綺麗に滑ろうとか、ミスはしないだろうとか、そういうことは考えずに、ただ楽しもうと思っています」と続けた。
パートナーの木原は「昨シーズンはオリンピックと世界選手権を経験し、素晴らしい結果を残すことができました」と付け加えた。「それが自信になって、今シーズンは始まる前に、自分たちがそこにいるんだという実感を持つことができました。7月に三浦さんが肩のケガで自信を失い、どん底に落ちてしまった。自分たちは追われる側だと思い、去年の高揚感は忘れていました」と、あくまでチャレンジャーの姿勢だったことを明かした。
ペアフリーは、日本時間30日午前5時にスタート予定で三浦&木原はショート同様、最終滑走となる。GPシリーズ優勝となれば、日本のペア史上初の快挙。“りくりゅう”が歴史を塗り替えるのか、注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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