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マラソン・駅伝

駒澤大が3連覇での2冠を達成! “盤石の継走”で2位に3分超差の大勝「攻めの走りをしてくれた」【全日本大学駅伝】

THE DIGEST編集部

2022.11.06

7区で大記録を打ち立て、チームを優勝へと導いた田澤。写真:JMPA

7区で大記録を打ち立て、チームを優勝へと導いた田澤。写真:JMPA

 11月6日、学生日本一を決める『全日本大学駅伝』が名古屋・熱田神宮西門前から三重県・伊勢神宮内宮宇治橋前までの8区間106.8kmのコースで開催され、駒澤大が5時間6分46秒で3年連続15度目の優勝を果たし、出雲駅伝に続く2冠目を飾った。

 まさに盤石の継走だった。

 1区の円健介(4年)がトップの大東大と19秒差の4位で繋いだ駒澤大は、2区の佐藤圭汰(1年)が区間新(区間2位)の走りを披露。そして創価大と1秒差の2位で主将の山野力(4年)に襷を渡すと、山野が3区でトップに立つ。

 大学駅伝デビューの山川拓馬(1年)が4区で区間賞を獲得する快走ぶりで次走者に繋ぐと、5区篠原倖太朗(2年)、6区安原太陽(3年)が安定した走りを見せた。さらに絶対的エースの田澤廉(4年)が、7区でこれまでの区間記録43秒塗り替える快走(区間賞)。

 そして、アンカーの花尾恭輔(3年)が1位を死守したまま伊勢へ。2年前に同大学が生んだ記録を4分22秒更新すると同時に、後続に3分21秒差突き放す圧巻のレースだった。

 國學院大は、8区の伊地知賢造が51秒前を走っていた青山学院大を交わし、出雲駅伝に続く2位。箱根王者として「プライド大作戦」を掲げて臨んだ青山学院大が3位入賞となった。
 
 優勝後、駒澤大の大八木弘明監督は「ここまでタイムが出るとは思ってなかった」と選手の走りを絶賛。さらに「攻めの走りをしてくれてたので、それが大会記録に繋がったし、区間賞も獲ってくれていたのでそれも良かった」と振り返った。そして「本当に嬉しい。選手たちに感謝してます」と喜びを語った。

 結果は以下の通り。

1位 駒澤大5時間6分46秒
2位 國學院大5時間10分7秒
3位 青山学院大5時間10分44秒
4位 順天堂大5時間10分45秒
5位 創価大5時間12分9秒
6位 早稲田大5時間12分52秒
7位 中央大5時間13分2秒
8位 東洋大5時間13分9秒
―――――(シード権ライン)――――――
9位 明治大5時間15分28秒
10位 東海大5時間16分0秒

構成●THE DIGEST編集部

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