日本の若き有望株のチャレンジに、海外メディアが賛辞を贈った。
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、NHK杯女子フリーは世界女王の坂本花織が2位となり、12月イタリア・トリノで開催されるGPファイナル進出を決めた。優勝したのは韓国のキム・イェリムでGPシリーズ初優勝。3位には日本の19歳、住吉りをんが2大会連続で表彰台に立った。
【動画】果敢に挑戦!場内から大きな拍手が起こった住吉りをんの4回転トウループをチェック
前日のショートで3位につけた住吉は、フリーの冒頭で4回転ジャンプに挑戦した。決めれば日本女子の国際スケート連盟(ISU)公認大会では、2002年ジュニアGPファイナルの安藤美姫以来となる快挙。会場が固唾を飲んで注目した4回転トウループは、惜しくも転倒してしまった。
しかし、その後は大技失敗の影響を引きずらず、堂々の滑りで前半のジャンプを綺麗にまとめた。華奢な体ながら、表現面でも伸びやかなスケーティングで観客を魅了。後半は3回転サルコウで転倒し、少し疲労が見えたが最後までフリー曲『Enchantress』を滑り、持てる力を全て出し切った表情を見せた。
フリーの得点125.11点は4位だったが、合計193.12点。ショートの貯金が生き、この時点で1位となり、フランス大会に続き表彰台が確定。順位を聞くと、本人は目を見開き驚いた表情を見せた。「表彰台に乗れるとは思っていなかったので、絶対に順位が落ちると思っていたので、その部分で驚きました」とNHKのインタビューで住吉は明かした。
2大会連続で表彰台に立った日本の有望株に海外メディアは熱視線を送る。フィギュアスケート専門メディア『Inside Skating』は、「リヲン・スミヨシは近い将来、大舞台で大活躍することになるだろう。そして彼女のスケーティングには、ジュニアを卒業したばかりとは思えないほどの成熟度がある。スピード、自信、献身的な姿勢などシニア1年目とは思えない。彼女は間違いなく、その名を世界に轟かせつつある」と潜在能力を絶賛した。
さらに別の海外専門メディア『Golden Skate』も、住吉のポテンシャルに注目。大技に挑んだ住吉は、「(4回転ジャンプを)跳びたいではなく、跳ばないといけないという感覚を持ちました。"このジャンプをしたい、自分の力を見せたい" と思うことは楽しいですが、"跳ばないといけない"と思ってしまうと、それが大きなプレッシャーになってしまいます」と、同メディアに語っている。
演技を終えた住吉は、「朝は本当に集中することができなかったので、先生からも「(4回転ジャンプ)やめてもいいよ」と言われました。本番はしっかり締めることができたのは良かったですけど、やはり不安が残ってしまったのは、ああいう転び方につながってしまった。そこは気持ちの面で悔しいなと思います」と反省を口にした。
だが、初参戦したGPシリーズで全て表彰台に食い込み実力をアピールした。シニア1年目で残した結果に、19歳は手応えを感じている。「ショートで良かった分、フリーで少し悪い緊張をしてしまった部分があるので、それも一ついい経験でしっかり次に生かすことができるんじゃないかと。すごくいい経験になったと思います」と前を見据えた。
グランプリシリーズのポイントでも、住吉はまだ12月のGPファイナルに進出できる可能性は残っている。無限の可能性を秘める19歳に、これからも期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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前日のショートで3位につけた住吉は、フリーの冒頭で4回転ジャンプに挑戦した。決めれば日本女子の国際スケート連盟(ISU)公認大会では、2002年ジュニアGPファイナルの安藤美姫以来となる快挙。会場が固唾を飲んで注目した4回転トウループは、惜しくも転倒してしまった。
しかし、その後は大技失敗の影響を引きずらず、堂々の滑りで前半のジャンプを綺麗にまとめた。華奢な体ながら、表現面でも伸びやかなスケーティングで観客を魅了。後半は3回転サルコウで転倒し、少し疲労が見えたが最後までフリー曲『Enchantress』を滑り、持てる力を全て出し切った表情を見せた。
フリーの得点125.11点は4位だったが、合計193.12点。ショートの貯金が生き、この時点で1位となり、フランス大会に続き表彰台が確定。順位を聞くと、本人は目を見開き驚いた表情を見せた。「表彰台に乗れるとは思っていなかったので、絶対に順位が落ちると思っていたので、その部分で驚きました」とNHKのインタビューで住吉は明かした。
2大会連続で表彰台に立った日本の有望株に海外メディアは熱視線を送る。フィギュアスケート専門メディア『Inside Skating』は、「リヲン・スミヨシは近い将来、大舞台で大活躍することになるだろう。そして彼女のスケーティングには、ジュニアを卒業したばかりとは思えないほどの成熟度がある。スピード、自信、献身的な姿勢などシニア1年目とは思えない。彼女は間違いなく、その名を世界に轟かせつつある」と潜在能力を絶賛した。
さらに別の海外専門メディア『Golden Skate』も、住吉のポテンシャルに注目。大技に挑んだ住吉は、「(4回転ジャンプを)跳びたいではなく、跳ばないといけないという感覚を持ちました。"このジャンプをしたい、自分の力を見せたい" と思うことは楽しいですが、"跳ばないといけない"と思ってしまうと、それが大きなプレッシャーになってしまいます」と、同メディアに語っている。
演技を終えた住吉は、「朝は本当に集中することができなかったので、先生からも「(4回転ジャンプ)やめてもいいよ」と言われました。本番はしっかり締めることができたのは良かったですけど、やはり不安が残ってしまったのは、ああいう転び方につながってしまった。そこは気持ちの面で悔しいなと思います」と反省を口にした。
だが、初参戦したGPシリーズで全て表彰台に食い込み実力をアピールした。シニア1年目で残した結果に、19歳は手応えを感じている。「ショートで良かった分、フリーで少し悪い緊張をしてしまった部分があるので、それも一ついい経験でしっかり次に生かすことができるんじゃないかと。すごくいい経験になったと思います」と前を見据えた。
グランプリシリーズのポイントでも、住吉はまだ12月のGPファイナルに進出できる可能性は残っている。無限の可能性を秘める19歳に、これからも期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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