現地時間11月26日、バレーボールのイタリアリーグセリエAで2022-23シーズン前半第9節が行なわれ、男子日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノがイタス・トレンティーノとアウェーで対戦。セットカウント3‐1(25‐20、21-25、25-15、25-22)で見事に勝利を収めた。
負傷者が重なり厳しいチームコンディションに直面しているミラノは、前節のピアチェンツァ戦でフルセットの末に惜しくも勝利を逃すも、勝点1を手にして暫定8位。同2位トレンティーノは、西田有志とともにジェイテクト・スティングスのVリーグ初優勝(2019-20)に貢献したマテイ・カジースキ(ブルガリア)、世界選手権で優勝を果たしたイタリア代表の若き攻撃陣ダニエレ・ラヴィアとアレッサンドロ・ミキエレット、一昨年にミラノで石川のチームメートだったセッターのリカルド・ズベルトリをはじめ、昨シーズンにスーペル・コッパを制した主力がそのまま残る強敵だ。
リーグ最多となる3選手が得点ランクでトップ10入りするなど、攻撃力に定評のあるチームとの対戦で、ミラノは前節に続き、ミドルブロッカーの主将マッテオ・ピアノ(イタリア)とアグスティン・ロセル(アルゼンチン)が負傷により欠場。ミドル1枚の苦しいチーム事情のなかでコッパ・イタリア出場権を獲得するために勝点奪取を狙い、石川を先発で起用した。なお、ミラノは選手全員が、前日の『女性に対する暴力撤廃の国際デー』への賛同を示す赤色を左頬に印して試合に臨んだ
第1セット序盤の接戦を抜け出したのはミラノ。好調さが光る石川のサーブで相手の守備を崩し、2連続ブロックでリードを奪う。さらに、司令塔パオロ・ポッロとミドルのマルコ・ヴィテッロのイタリア勢がエースで点差を広げ、石川が完璧なレセプションでセットポイントを呼び込みそのまま試合を先行した。
第2セットでも石川が効果的なサーブで3連続ブレークをもたらす。相手のレセプションを乱して自らのディグでブロックアウトに繋げるとトレンティーノはすかさずタイムアウト。それでも集中を切らすことなくエースを叩き込み、さらに強豪の守りを苦しめ再びディグで3得点目をもたらす。ところが中盤に入り、5連続失点で形勢が一転。石川が矢継ぎ早に決めたレフト攻撃とフランス代表オポジットのジャン・パトリーのエースで2点差まで巻き返すが及ばず、試合を振り出しに戻された。
【動画】日本の主将がイタリアで躍動!重要なシーンで得点を挙げた石川を振り返る
大量リードから逆転を許した嫌な雰囲気を断ち切りたい第3セット、最初の得点を献身的な守備で演出したのは、この時点でアタック成功率87%だった石川。切り替えができたミラノは、順調に得点を重ね大きく相手を引き離す。なんと言っても秀逸だったのは、背番号14がセットポイントを仕留めた驚きのパフォーマンスだ。ライトでブロックに跳んだ後、着地と同時にレフトへ回り込み2弾トスをクロスへ打ち込む離れ業で、勝利に王手をかけた。
迎えた第4セットを自身の得点でスタートさせた石川は1点を争う展開の中盤にエースでミラノのギアを上げるが、相手も粘る。一進一退のまま突入した終盤に流れを引き寄せたのは、日本代表の主将だった。勝敗に関わる重要な場面で、真骨頂を発揮してレフトから果敢に3連続得点。これで勢いに乗ったミラノはトレンティーノを引き離して勝点3を手中に収めた。
フル出場となった石川は、チーム2位の15得点(アタック13、エース2)を挙げ、アタック決定率で今シーズン自己ベストの56.5%をマーク。現地最大手スポーツ紙、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、“イシカワ”を「ミラノの士気を高めた功労者」と報じ、大きな白星へチームをけん引した活躍を高評価している。
シーズン前半は残り2試合。暫定4位に浮上したミラノは、日本時間12月6日午前3時30分開始予定の第10節で、昨シーズンの2連覇で通算7度目のリーグ制覇を達成したルーベ・チヴィタノーヴァと対戦する。
構成●THE DIGEST編集部
【関連画像】「いい表情してるわーーっ」と話題!狩野さんのレコーディング風景をチェック
【関連画像】「どんだけ脚長いんですか?」狩野舞子が公開した大人の“レースコーデ”はこちら!
【関連画像】「爆裂に可愛い!」狩野舞子が公開した貴重な“ポニテ×メガネ”姿はこちら!
負傷者が重なり厳しいチームコンディションに直面しているミラノは、前節のピアチェンツァ戦でフルセットの末に惜しくも勝利を逃すも、勝点1を手にして暫定8位。同2位トレンティーノは、西田有志とともにジェイテクト・スティングスのVリーグ初優勝(2019-20)に貢献したマテイ・カジースキ(ブルガリア)、世界選手権で優勝を果たしたイタリア代表の若き攻撃陣ダニエレ・ラヴィアとアレッサンドロ・ミキエレット、一昨年にミラノで石川のチームメートだったセッターのリカルド・ズベルトリをはじめ、昨シーズンにスーペル・コッパを制した主力がそのまま残る強敵だ。
リーグ最多となる3選手が得点ランクでトップ10入りするなど、攻撃力に定評のあるチームとの対戦で、ミラノは前節に続き、ミドルブロッカーの主将マッテオ・ピアノ(イタリア)とアグスティン・ロセル(アルゼンチン)が負傷により欠場。ミドル1枚の苦しいチーム事情のなかでコッパ・イタリア出場権を獲得するために勝点奪取を狙い、石川を先発で起用した。なお、ミラノは選手全員が、前日の『女性に対する暴力撤廃の国際デー』への賛同を示す赤色を左頬に印して試合に臨んだ
第1セット序盤の接戦を抜け出したのはミラノ。好調さが光る石川のサーブで相手の守備を崩し、2連続ブロックでリードを奪う。さらに、司令塔パオロ・ポッロとミドルのマルコ・ヴィテッロのイタリア勢がエースで点差を広げ、石川が完璧なレセプションでセットポイントを呼び込みそのまま試合を先行した。
第2セットでも石川が効果的なサーブで3連続ブレークをもたらす。相手のレセプションを乱して自らのディグでブロックアウトに繋げるとトレンティーノはすかさずタイムアウト。それでも集中を切らすことなくエースを叩き込み、さらに強豪の守りを苦しめ再びディグで3得点目をもたらす。ところが中盤に入り、5連続失点で形勢が一転。石川が矢継ぎ早に決めたレフト攻撃とフランス代表オポジットのジャン・パトリーのエースで2点差まで巻き返すが及ばず、試合を振り出しに戻された。
【動画】日本の主将がイタリアで躍動!重要なシーンで得点を挙げた石川を振り返る
大量リードから逆転を許した嫌な雰囲気を断ち切りたい第3セット、最初の得点を献身的な守備で演出したのは、この時点でアタック成功率87%だった石川。切り替えができたミラノは、順調に得点を重ね大きく相手を引き離す。なんと言っても秀逸だったのは、背番号14がセットポイントを仕留めた驚きのパフォーマンスだ。ライトでブロックに跳んだ後、着地と同時にレフトへ回り込み2弾トスをクロスへ打ち込む離れ業で、勝利に王手をかけた。
迎えた第4セットを自身の得点でスタートさせた石川は1点を争う展開の中盤にエースでミラノのギアを上げるが、相手も粘る。一進一退のまま突入した終盤に流れを引き寄せたのは、日本代表の主将だった。勝敗に関わる重要な場面で、真骨頂を発揮してレフトから果敢に3連続得点。これで勢いに乗ったミラノはトレンティーノを引き離して勝点3を手中に収めた。
フル出場となった石川は、チーム2位の15得点(アタック13、エース2)を挙げ、アタック決定率で今シーズン自己ベストの56.5%をマーク。現地最大手スポーツ紙、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、“イシカワ”を「ミラノの士気を高めた功労者」と報じ、大きな白星へチームをけん引した活躍を高評価している。
シーズン前半は残り2試合。暫定4位に浮上したミラノは、日本時間12月6日午前3時30分開始予定の第10節で、昨シーズンの2連覇で通算7度目のリーグ制覇を達成したルーベ・チヴィタノーヴァと対戦する。
構成●THE DIGEST編集部
【関連画像】「いい表情してるわーーっ」と話題!狩野さんのレコーディング風景をチェック
【関連画像】「どんだけ脚長いんですか?」狩野舞子が公開した大人の“レースコーデ”はこちら!
【関連画像】「爆裂に可愛い!」狩野舞子が公開した貴重な“ポニテ×メガネ”姿はこちら!