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フィギュア

「4回転の神?」ミスが相次いだマリニンに辛辣な声!SP5位に欧州名物記者は「平凡なスケーティングだ」【GPファイナル】

THE DIGEST編集部

2022.12.09

GPシリーズ2勝のマリニンだが、ファイナルのSPでは5位と出遅れた。(C)Getty Images

GPシリーズ2勝のマリニンだが、ファイナルのSPでは5位と出遅れた。(C)Getty Images

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルがイタリア・トリノで開催された。現地12月8日には男子シングルのショートプログラム(SP)が行なわれ、宇野昌磨が99.99点でトップに立つと、2位山本草太、3位三浦佳生と日本勢が続いた。

 大会前、世界のメディアから注目を集めたイリア・マリニン(米国)は5位につけた。9月に人類史上初の4回転半ジャンプ(4A)を着氷し一躍脚光を浴びた彼が、痛恨の出遅れを喫した。GPシリーズ2大会で優勝を飾っており、世界の頂に近い選手として期待されていた。

【動画】新星マリニン!4Aを成功させた歴史的瞬間をチェック

 だが冒頭の4回転+3回転トゥループでは高く飛び上がるも着氷が乱れた。続く4回転サルコウは回転不足。そしてトリプルアクセルは手をつくミスを犯し、転倒こそ免れたが80.10点と得点は伸びなかった。
 
 そんな18歳の演技に「4回転の神? そんなあり得ない!」と酷評するのは、欧州衛星放送局『EUROSPORT』の名物解説者マッシミリアーノ・アンベシ氏だ。美しいスケーティングを追い求める同氏は、「流れも悪いし、トラジションもない。平凡なスケーティングスキルで、全てのジャンプが回転不足」と続け、こう手厳しく評した。

 「申し訳ないけど、フィギュアスケートとは別のものだ」

 フリースケーティング(FS)は10日に行なわれる。怖いもの知らずの18歳は、どこまで挽回してくるだろうか。自称“4回転の神”のスケーティングに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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