フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルがイタリア・トリノで開催された。現地12月8日には男子シングルのショートプログラム(SP)が行なわれ、宇野昌磨が99.99点でトップに立つと、2位山本草太、3位三浦佳生と日本勢が続いた。
大会前、世界のメディアから注目を集めたイリア・マリニン(米国)は5位につけた。9月に人類史上初の4回転半ジャンプ(4A)を着氷し一躍脚光を浴びた彼が、痛恨の出遅れを喫した。GPシリーズ2大会で優勝を飾っており、世界の頂に近い選手として期待されていた。
【動画】新星マリニン!4Aを成功させた歴史的瞬間をチェック
だが冒頭の4回転+3回転トゥループでは高く飛び上がるも着氷が乱れた。続く4回転サルコウは回転不足。そしてトリプルアクセルは手をつくミスを犯し、転倒こそ免れたが80.10点と得点は伸びなかった。
そんな18歳の演技に「4回転の神? そんなあり得ない!」と酷評するのは、欧州衛星放送局『EUROSPORT』の名物解説者マッシミリアーノ・アンベシ氏だ。美しいスケーティングを追い求める同氏は、「流れも悪いし、トラジションもない。平凡なスケーティングスキルで、全てのジャンプが回転不足」と続け、こう手厳しく評した。
「申し訳ないけど、フィギュアスケートとは別のものだ」
フリースケーティング(FS)は10日に行なわれる。怖いもの知らずの18歳は、どこまで挽回してくるだろうか。自称"4回転の神"のスケーティングに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【フィギュアスケート ジャパンオープン2022 PHOTO】宇野昌磨、坂本花織、紀平梨花、三浦佳生が大活躍!米国の17歳マリニンは4回転アクセルに挑戦
【関連記事】男子シングルを制するのは"世界王者"宇野昌磨か。好敵手となり得る"新時代の旗手"マリニンの現状は?【GPファイナル展望】
【関連記事】NHK杯優勝の宇野昌磨をカナダ名物アナリストが絶賛!ジャッジの低い採点に疑問の声「極めて低い。なぜなんだ?」
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だが冒頭の4回転+3回転トゥループでは高く飛び上がるも着氷が乱れた。続く4回転サルコウは回転不足。そしてトリプルアクセルは手をつくミスを犯し、転倒こそ免れたが80.10点と得点は伸びなかった。
そんな18歳の演技に「4回転の神? そんなあり得ない!」と酷評するのは、欧州衛星放送局『EUROSPORT』の名物解説者マッシミリアーノ・アンベシ氏だ。美しいスケーティングを追い求める同氏は、「流れも悪いし、トラジションもない。平凡なスケーティングスキルで、全てのジャンプが回転不足」と続け、こう手厳しく評した。
「申し訳ないけど、フィギュアスケートとは別のものだ」
フリースケーティング(FS)は10日に行なわれる。怖いもの知らずの18歳は、どこまで挽回してくるだろうか。自称"4回転の神"のスケーティングに注目だ。
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