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GPファイナル金メダルの宇野昌磨、りくりゅうらがISU公式インタビューに登場!三原舞依は英語で答える場面も

THE DIGEST編集部

2022.12.12

GPファイナルで優勝した宇野(左上)、三原(右上)、三浦&木原(左下)島田(右下)。日本勢がトリノで大躍進を見せた。写真:田中研治、滝川敏之、(C)Getty Images

GPファイナルで優勝した宇野(左上)、三原(右上)、三浦&木原(左下)島田(右下)。日本勢がトリノで大躍進を見せた。写真:田中研治、滝川敏之、(C)Getty Images

 現地12月11日、フィギュアスケートのシーズン前半のクライマックスとなるグランプリ(GP)ファイナルの幕が下りた。

 日本勢は男子が宇野昌磨、女子は三原舞依、ペアは三浦璃来&木原龍一組が優勝し、3種目制覇の快挙を達成。さらに、ジュニア女子でも14歳の島田麻央が村上佳菜子以来13年ぶりに頂点に立つなど、日の丸が表彰台のトップに多く掲げられた大会となった。

 国際スケート連盟(ISU)は大会終了後の11日、各カテゴリーの優勝者インタビューを公式ツイッターに投稿。各選手が演技を振り返りながら、課題を挙げたり、次の目標について語っている。

 5度目のファイナル出場で初タイトルを手にした宇野は、フリーの演技について「いい演技だったと思いますけど高みというか、ジャンプ以外もまだまだ取りこぼしも多かったと思います」と反省点を述べたが、意外な部分について興味深いことを口にする。

「僕はダンスとかあまりやったことないですけど、ジュニア時代にジャンプが跳べない時期に長く悩んでいたので、そういった所で表現という練習がシニアに上がってからも生きていると思います」と、現在の表現力がジュニア時代の鍛錬からつながっているという。

 24歳の宇野は続けて、「ただ点数を競う競技なので、今のルール上どれだけ表現を頑張っても点数が伸びないので、4回転を1個増やすだけで点数を補えてしまう現状を考えると、ジャンプが今は重要になってくると思うので、僕はルールに従っていきたいと思っています」と、現在のルールに沿った柔軟な姿勢を示し、「短期的なものでいうとショートプログラム、フリープログラムというのをジャンプだけでなく、ジャンプを完璧にしてそれだけでない所に気が回るようなプログラムにしたいと思います」と、さらなるレベルアップを図る。

 ファイナル初出場初優勝を飾った三原は、なんと英語で答えていた。「結果を見た時に驚きました。GPファイナルでスケートをすることができて、とても幸せです。私は全ての人、観客、コーチに感謝したいです。自分のベストを尽くそうとチャレンジしました」と優勝の喜びを語っている。

 プログラムについては、日本語で伝える場面もあったが「フリーの曲を選んだのはデイビット・ウイルソン先生です。ショートは私の人生を全て込めてほしいと言ってくださり、フリーはショートとは違ったマイの強い炎のようなダンスを披露してほしいというので、全く違う演目を選んでくださいました」と推薦してくれたコーチに感謝を述べた。
 
 すっかり“りくりゅう”の愛称が定着した三浦璃来&木原龍一は、「演技前は緊張していて、演技も全体的に固くなってしまった印象があるんですけど、結果的に優勝することができて嬉しく思います」(三浦)「世界選手権で今日みたいなベストな演技をしたいと思います」(木原)と日本ペア初優勝の快挙を称え合い、さらなる成長を誓った。

 最年少の島田は、「(トリプルアクセルと4回転ジャンプ)2本滑ることを目標にしていたので、もちろん悔しいですけど、この舞台で最高ではないですけど、いい演技ができたので良かったと思います」と振り返り、今後の目標について力強い言葉を発している。

「2024年のユースオリンピックに出場することを目標にしているのと、2030年のオリンピックに出ること。アクセルと4回転を確実に決められるように4回転だけでなく、その2つを重点的に練習します」と述べ、『オリンピック出場』『4回転ジャンプ+トリプルアクセルの成功』と2つの夢を口にした。

 トリノを舞台に躍動した日本勢。次は一体、どんな氷上バトルを見せてくれるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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