ウクライナ議会がロシア人選手に対して、個人的な制裁を科した。
現地時間12月13日、ウクライナ議会はロシアなどのアスリートや関係者に対する個人的な制裁を定めた法律案を採択したと、露スポーツメディア『Sport24』が報じた。
この制裁は10年間続き、ウクライナ国内の個人資産を封鎖、貿易業務の制限。さらに、ウクライナへの入国禁止などが適用される。制裁対象選手リストには、フィギュアスケートだけでなく、体操や新体操、ボクシング、サッカー、テニス、レスリングなど多岐に渡るアスリートの名前が列挙されている。
■新体操:ディナ・アベリナ、アリーナ・アベリナ、ダリア・ドミトリエワ、アリーナ・カバエワ
■フィギュアスケート:カミラ・ワリエワ、アレクサンドル・ガリアモフ、ニキータ・カツァラポフ、マルク・コンドラチュク、ロマン・コストマロフ、アナスタシヤ・ミーシナ、ウラジミール・モロゾフ、エフゲニー・プルシェンコ、イリーナ・ロドニナ、ビクトリア・シニツィナ、アデリナ・ソトニコワ、エフゲニア・タラソワ
■ボクシング:ニコライ・ワルエフ、グリゴリー・ドロズド、エドゥアルド・クラフツォフ、ドミトリー・ピローグ、アレクサンダー・ポベトキン
■チェス:アナトリー・カルポフ、セルゲイ・カヤキン、セルゲイ・シポフ
■サッカー:ロマン・シロコフ、ドミトリー・タラソフ、アナトリー・ティモシュチュク
■バイアスロン:アントン・シプーリン、セルゲイ・チェピコフ
■スキー:アレクサンドル・ボルシュノフ、アレクサンドル・レグコフ、エゴール・ソリン、デニス・スピツォフ、ベロニカ・ステパノワ、アレクセイ・チェルボトキン
■レスリング:ロマン・ブラソフ、ムサ・エフロエフ、アレクサンダー・カレリン、アブドゥラシッド・サドゥラエフ、ザウルベク・シダコフ、アルトゥール・タイマゾフ、ザンボラト・テデエフ、ザブル・ウグエフ
■体操:イワン・クリアク、ニキータ・ナゴルニー、アレクセイ・ネモフ、ヴラディスラヴァ・ウラゾワ、ビクトリア・リストゥノワ
■ホッケー: アレクサンダー・アクセネンコ、ヴャチェスラフ・フェティソフ
■ボクシング/MMA/UFC: アレクサンダー・エメリヤーエンコ・ヒョードル、ピョートル・ヤン、アレキサンダー・シュレメンコ
■スキージャンプ:イリーナ・アブバクモワ
■スピードスケート:スベトラーナ・ジュロワ
■水泳:エフゲニー・リロフ
ウクライナ議会の制裁措置の発動に対し、モスクワにあるトップアスリート養成学校『サンボ70』のレナト・ライシェフ代表は、ウクライナがロシア選手への制裁を要求しているのは嫉妬心からだと、露スポーツチャンネル『Match TV』に答えている。
「全てが明確で分かりやすい。純粋に政治的な観点から、彼らはいま自分たちの国にカミラ・ワリエワのような存在がいないこと、エリートアスリートが全くいないことに無力な怒りを持ち、嫉妬しているだけだ。あちこちで私たちロシアを困らせている。誰も我々に勝てないし、全てのスポーツで我々ほど才能のある者はいない」
今年2月、国際オリンピック委員会(IOC)は、ロシアによるウクライナ侵攻を理由に、ロシアとベラルーシ選手の国際大会への参加を認めないよう各国のスポーツ連盟に勧告。多くの連盟が、この勧告に現在も従っている。
ところがIOCは12月9日、スイスのローザンヌでトーマス・バッハ会長や主要な国際競技連盟のトップらスポーツ界の首脳を集めた五輪サミットを開き、ウクライナ侵攻に伴い国際大会から除外されているロシアとベラルーシ両国の選手について協議。復帰に向けた解決策として、ロシアとベラルーシ両国の選手をアジアで開催される国際大会に出場できるようにする提案を「検討」したばかりだった。
はたして、ロシア・ベラルーシのアスリートたちが国際舞台に復帰する日は、一体いつになるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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現地時間12月13日、ウクライナ議会はロシアなどのアスリートや関係者に対する個人的な制裁を定めた法律案を採択したと、露スポーツメディア『Sport24』が報じた。
この制裁は10年間続き、ウクライナ国内の個人資産を封鎖、貿易業務の制限。さらに、ウクライナへの入国禁止などが適用される。制裁対象選手リストには、フィギュアスケートだけでなく、体操や新体操、ボクシング、サッカー、テニス、レスリングなど多岐に渡るアスリートの名前が列挙されている。
■新体操:ディナ・アベリナ、アリーナ・アベリナ、ダリア・ドミトリエワ、アリーナ・カバエワ
■フィギュアスケート:カミラ・ワリエワ、アレクサンドル・ガリアモフ、ニキータ・カツァラポフ、マルク・コンドラチュク、ロマン・コストマロフ、アナスタシヤ・ミーシナ、ウラジミール・モロゾフ、エフゲニー・プルシェンコ、イリーナ・ロドニナ、ビクトリア・シニツィナ、アデリナ・ソトニコワ、エフゲニア・タラソワ
■ボクシング:ニコライ・ワルエフ、グリゴリー・ドロズド、エドゥアルド・クラフツォフ、ドミトリー・ピローグ、アレクサンダー・ポベトキン
■チェス:アナトリー・カルポフ、セルゲイ・カヤキン、セルゲイ・シポフ
■サッカー:ロマン・シロコフ、ドミトリー・タラソフ、アナトリー・ティモシュチュク
■バイアスロン:アントン・シプーリン、セルゲイ・チェピコフ
■スキー:アレクサンドル・ボルシュノフ、アレクサンドル・レグコフ、エゴール・ソリン、デニス・スピツォフ、ベロニカ・ステパノワ、アレクセイ・チェルボトキン
■レスリング:ロマン・ブラソフ、ムサ・エフロエフ、アレクサンダー・カレリン、アブドゥラシッド・サドゥラエフ、ザウルベク・シダコフ、アルトゥール・タイマゾフ、ザンボラト・テデエフ、ザブル・ウグエフ
■体操:イワン・クリアク、ニキータ・ナゴルニー、アレクセイ・ネモフ、ヴラディスラヴァ・ウラゾワ、ビクトリア・リストゥノワ
■ホッケー: アレクサンダー・アクセネンコ、ヴャチェスラフ・フェティソフ
■ボクシング/MMA/UFC: アレクサンダー・エメリヤーエンコ・ヒョードル、ピョートル・ヤン、アレキサンダー・シュレメンコ
■スキージャンプ:イリーナ・アブバクモワ
■スピードスケート:スベトラーナ・ジュロワ
■水泳:エフゲニー・リロフ
ウクライナ議会の制裁措置の発動に対し、モスクワにあるトップアスリート養成学校『サンボ70』のレナト・ライシェフ代表は、ウクライナがロシア選手への制裁を要求しているのは嫉妬心からだと、露スポーツチャンネル『Match TV』に答えている。
「全てが明確で分かりやすい。純粋に政治的な観点から、彼らはいま自分たちの国にカミラ・ワリエワのような存在がいないこと、エリートアスリートが全くいないことに無力な怒りを持ち、嫉妬しているだけだ。あちこちで私たちロシアを困らせている。誰も我々に勝てないし、全てのスポーツで我々ほど才能のある者はいない」
今年2月、国際オリンピック委員会(IOC)は、ロシアによるウクライナ侵攻を理由に、ロシアとベラルーシ選手の国際大会への参加を認めないよう各国のスポーツ連盟に勧告。多くの連盟が、この勧告に現在も従っている。
ところがIOCは12月9日、スイスのローザンヌでトーマス・バッハ会長や主要な国際競技連盟のトップらスポーツ界の首脳を集めた五輪サミットを開き、ウクライナ侵攻に伴い国際大会から除外されているロシアとベラルーシ両国の選手について協議。復帰に向けた解決策として、ロシアとベラルーシ両国の選手をアジアで開催される国際大会に出場できるようにする提案を「検討」したばかりだった。
はたして、ロシア・ベラルーシのアスリートたちが国際舞台に復帰する日は、一体いつになるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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