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フィギュア

「最高のパフォーマンスを」宇野昌磨が4回転ジャンプ4種類着氷!前日練習で手応え「充実している」【全日本フィギュア】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2022.12.21

3年ぶりの全日本優勝を狙う宇野。前日練習では4回転ジャンプを4種類降りて好調をアピールした。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

3年ぶりの全日本優勝を狙う宇野。前日練習では4回転ジャンプを4種類降りて好調をアピールした。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 12月22日から、フィギュアスケートの国内ナンバー1を決める全日本選手権が開幕する。21日に行なわれた男子の前日練習には、GPファイナルを初制覇した宇野昌磨が登場。3年ぶり5度目の全日本優勝へ、好調をアピールした。
【動画】3年ぶり5度目の全日本Vへ!宇野昌磨の今季GPシリーズをプレイバック

 名実ともに現在の日本男子を引っ張っているのは、今月17日に25歳の誕生日を迎えた宇野だ。男子シングルは23日からスタートだが、世界王者は早くもエンジンが温まっている。

 宇野は曲かけ練習でトップバッターでコールされると、ショートの曲を流して4回転フリップ、4回転トウループ+3回転トウループ、トリプルアクセルを完璧に降りた。

 曲かけ後は4回転サルコウ、4回転ループも試し、こちらも着氷。4回転ジャンプ4種類を全て降り、臨戦態勢は万全といえる仕上がりを印象付けた。練習後のインタビューでは「調子が良かろうが悪かろうが、怪我のない充実な練習ができているから」と泰然自若の構えを崩さない。
 
「ファイナルでできなかったことを今大会でできるように、楽しみながら練習できました。ケガをしないように、しっかり自分ができる範囲を把握しながら最高のパフォーマンスをしたいです。(ファイナルが終わってから)全日本までの期間が短いので、たくさん練習してきたわけではない。なので、自分のなかではケガをしないように心掛けました」

 グランプリシリーズでしのぎを削った22歳の山本草太や17歳の三浦佳生など、伸び盛りな若手だけでなく、今大会から北京五輪銀メダリストの鍵山優真も戦列に復帰する。

 ハイレベルの試合が予想され、世界選手権の代表3枠は熾烈を極める。宇野は「日本のレベルも高くなっているので、世界選手権に出られるように最善を尽くしたいです」と気を引き締めた。

 羽生結弦が去った男子フィギュア界で覇権を握るのは誰か。注目の男子ショートは、23日16時22分から熱戦の火蓋を切る。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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