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「世界女王としての気迫を見せた」坂本花織の連覇に海外からも賛辞! GPファイナル5位から「強くなって戻ってきた!」【全日本フィギュア】

THE DIGEST編集部

2022.12.25

全日本フィギュア連覇を達成した坂本。ノーミスの演技で観衆の拍手喝采を浴びた。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 12月24日、フィギュアスケート全日本選手権の女子フリースケーティング(FS)が、大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで行なわれ、ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(シスメックス)は、155.26点をマークし、合計233.05点で優勝。2位に13.12点差をつける圧倒ぶりで大会2連覇を達成し、世界選手権の切符を掴んだ。

【動画】全日本フィギュア連覇を達成!坂本花織の完璧なFSノーカット演技をチェック
 2週間前、イタリア・トリノで開催されたGPファイナルでは、SPで首位発進しながらも、FSでミスが重なり、5位という不甲斐ない結果に終わった坂本。切り替えて今大会に臨み、この日は、冒頭のダブルアクセルを華麗に決めると、彼女らしいノーミスの演技が復活。ジャンプだけでなく、スピンもすべて最高評価のレベル4を獲得する圧巻の内容だった。

 意地を見せた世界女王のパフォーマンスには、海外からも賛辞の声が相次いでいる。演技終了後、長年フィギュアスケートを取材する米名物記者のジャッキー・ウォン氏は、公式ツイッターを更新すると、「クリーンだ!!」と力強く反応。「GPファイナルの惨敗から一転、サカモトが今季初めて、世界女王としての気迫を見せてくれた」と綴っている。

 さらに、海外のフィギュアスケートメディア『Golden Skate』が、「やはり2週間後に強くなって戻ってきた!よくやったカオリ!」と呟けば、専門ポッドキャスト番組『Ice Tea Podcast』は、「約14点差をつけて全日本女王になった彼女は、信じられないというように自分のスコアを見つめている」とキスアンドクライでの様子を伝えていた。

 なお、2位につけたのは、合計219.93点に終わったGPファイナル女王の三原舞依(シスメックス)。3位には、合計202.79点をマークした14歳の島田麻央(木下アカデミー)が食い込み、ジュニア世代で唯一の表彰台入りを果たしている。

構成●THE DIGEST編集部
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