１月３日午前８時にスタートした「第99回箱根駅伝」の復路は、最終10区に入っている。

　前回優勝の青学大は３位で芦ノ湖をスタート。６区の西川魁星（４年）が４つ順位を落とすと、７区の佐藤一世（３年）が区間７位で順天堂大に交わされた。８区の田中悠登（２年）もポジションを上げられず、戸塚中継所では８位。

　それでも９区を託されたエースの岸本大紀（４年）が前回王者のプライドを見せた。前半から突っ込むと、８キロ過ぎに５人で形成する３位グループを捉えた。集団には付かず一気に抜き去ると、そのまま快走しアンカーの中倉啓敦（４年）へ襷リレー。

　前回区間記録を出した同級生・中村唯翔まで12秒及ばなかったものの、岸本は１時間７分27秒で区間賞を獲得した。
  　現在、トップは駒澤大。１分32秒差で中央大が２位を走行している。３年連続で10区の中倉は、この前の２校を追っている。

構成●THE DIGEST編集部

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