ラグビー日本代表で目下、売り出し中なのが、ワーナー・ディアンズだ。
201センチ・117キロと世界規格のサイズを誇り、動きはしなやかで鋭い。巧みなフットワークでタックルを逃れ、味方の球を奪おうとする相手へは上体を低く沈めて衝突する。
【動画】ワーナー・ディアンズの豪快な突破からトライ! 何より20歳と若い。代表デビューを果たした2021年秋には、まだ国内トップ級の公式戦(当時のトップリーグ)に出ていなかった。
それでもいまは、長身選手が務めるロックで主力格になった。今秋のラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会でも活躍が期待される。
「世界一のロックになりたいです」
スポーツ一家で育った。母のターニャさんはネットボールで母国ニュージーランドの代表選手となっており、父のグラントさんは身体を鍛えるストレングス&コンディショニングコーチとして生計を立てる。
本人は、バスケットボールとラグビーを同時に楽しんでいた少年時代から「お父さんから教わった」という肩の可動域を広げる運動、一定の姿勢を保って筋肉に負荷をかけるアイソメトリックトレーニングを続けている。おかげで怪我が少ない。
日本に住み始めたのは中学2年からだ。父が現NECグリーンロケッツ東葛を指導していたためである。
進学した千葉の流通経済大柏高校では、入学当初こそ練習で当たり負けすることもあったそうだ。それでも2年時にレギュラーとなり、卒業後は19歳でナショナルチームに入ったのは、悔しさをバネに努力する人だったからだ。
当時の同級生で、現筑波大学の浅見亮太郎は証言する。
「1年生で花園(全国高校ラグビー大会)のメンバーから外れたのを機に、毎朝、授業に行く前にグラウンドの横にあるジムでウェイトトレーニングを。それで身体が出来てきて……」
高校生活最後の全国大会で2年連続のベスト8入りを果たすと、ディアンズは導かれるように世界で羽ばたく。
まずは自分らしい進路を選んだ。一般的とされる大学進学はせず、リーチ・マイケルのいる現東芝ブレイブルーパス東京でプロ選手となった。
自分と同じニュージーランド出身で、2019年までワールドカップ2大会連続で日本代表の主将となったリーチに、ディアンズは憧れている。
「練習でも、試合でも、毎回、100パーセントでやる。その、シンプルなハードワークがいい(素晴らしい)と思います」
201センチ・117キロと世界規格のサイズを誇り、動きはしなやかで鋭い。巧みなフットワークでタックルを逃れ、味方の球を奪おうとする相手へは上体を低く沈めて衝突する。
【動画】ワーナー・ディアンズの豪快な突破からトライ! 何より20歳と若い。代表デビューを果たした2021年秋には、まだ国内トップ級の公式戦(当時のトップリーグ)に出ていなかった。
それでもいまは、長身選手が務めるロックで主力格になった。今秋のラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会でも活躍が期待される。
「世界一のロックになりたいです」
スポーツ一家で育った。母のターニャさんはネットボールで母国ニュージーランドの代表選手となっており、父のグラントさんは身体を鍛えるストレングス&コンディショニングコーチとして生計を立てる。
本人は、バスケットボールとラグビーを同時に楽しんでいた少年時代から「お父さんから教わった」という肩の可動域を広げる運動、一定の姿勢を保って筋肉に負荷をかけるアイソメトリックトレーニングを続けている。おかげで怪我が少ない。
日本に住み始めたのは中学2年からだ。父が現NECグリーンロケッツ東葛を指導していたためである。
進学した千葉の流通経済大柏高校では、入学当初こそ練習で当たり負けすることもあったそうだ。それでも2年時にレギュラーとなり、卒業後は19歳でナショナルチームに入ったのは、悔しさをバネに努力する人だったからだ。
当時の同級生で、現筑波大学の浅見亮太郎は証言する。
「1年生で花園(全国高校ラグビー大会)のメンバーから外れたのを機に、毎朝、授業に行く前にグラウンドの横にあるジムでウェイトトレーニングを。それで身体が出来てきて……」
高校生活最後の全国大会で2年連続のベスト8入りを果たすと、ディアンズは導かれるように世界で羽ばたく。
まずは自分らしい進路を選んだ。一般的とされる大学進学はせず、リーチ・マイケルのいる現東芝ブレイブルーパス東京でプロ選手となった。
自分と同じニュージーランド出身で、2019年までワールドカップ2大会連続で日本代表の主将となったリーチに、ディアンズは憧れている。
「練習でも、試合でも、毎回、100パーセントでやる。その、シンプルなハードワークがいい(素晴らしい)と思います」