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マラソン・駅伝

岡山の“スーパー中学生”ドルーリー朱瑛里に中国メディアも熱視線!ニューヒロインの誕生に「日本は新たな時代を迎えたようだ」【女子駅伝】

THE DIGEST編集部

2023.01.18

圧巻の走りを見せたドルーリー。日本だけでなく中国でも話題となっている。写真:東京スポーツ/アフロ

圧巻の走りを見せたドルーリー。日本だけでなく中国でも話題となっている。写真:東京スポーツ/アフロ

 第41回全国都道府県対抗女子駅伝は1月15日、たけびしスタジアム京都(京都市)を発着点とする9区間、42.195キロで行なわれ、大阪が8年ぶり4度目の優勝を飾った。

【画像】笑顔でガッツポーズ! 驚異の区間新をマークしたドルーリー朱瑛里

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一昨年は中止、昨年は無観客で開催された同大会。今年は、3年ぶりに有観客で実施されるなか、日本だけでなく海外からも熱い視線が注がれた15歳の少女がいる。岡山のドルーリー朱瑛里(津山鶴山中・3年)だ。

 中学生が出場する3区(3キロ)に登場したドルーリーは、38位で襷を受け取ると、積極的な走りでライバルを次々と抜き去っていく。終わってみれば17人抜きを成し遂げ、2013年の高松望ムセンビ(大阪・薫英女学院中)と2019年の南日向(千葉・葛飾中)が打ち立てた区間記録を8秒短縮する9分2秒の区間新を達成した。

 この“スーパー中学生”の快挙には、中国のポータルサイト『網易』も驚きを隠せない。衝撃のごぼう抜きのシーンを「記憶に残る出来事」として取り上げるとともに、彼女のこれまでの経歴などを紹介している。

 まず、同メディアはドルーリーの美しいフォームを称賛。「力強いパフォーマンスで多くの人の注目を浴びたシェリ・ドルーリーは身体の軸が非常に安定している」と見解を述べ、続けて「パワフルに見えるが、彼女の身長は157センチと意外にも小柄だ」と付け加えた。

 また、2022年に同大会の4区で13人抜きをやってのけた不破聖衣来(拓殖大)に続くニューヒロインの誕生として、ドルーリーの名前を挙げるとともに、こう評した。
 
「ポテンシャルと強さを併せ持つシェリ・ドルーリー。彼女の出現によって、日本の陸上女子長距離界は、新たな時代を迎えたようだ。しかし、それを確かめるには、より多くのレースに臨む必要がある。今は、ただ静かに見守るべきだ」

 カナダ人の父と、日本人の母を持つドルーリー。可愛らしいルックスと堂々とした走りで、今後ますます注目を集めそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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