グランプリ(GP)ファイナル女王は、不退転の決意でペアに挑む。
ロシアの女子シングルスケーターで、"ペア転向"の噂があった2019年のGPファイナル金メダリストのアリョーナ・コストルナヤがペアに正式転向したと、ロシアスポーツメディア『Sport24』が現地16日に報じた。
【動画】ペア転向!コストルナヤが難なく決めたツイスト&スロージャンプはこちら
同紙によると、コストルナヤはペア転向を決意し、師事していたエレーナ・ブヤノワ氏の手を離れ、すでに彼女のペアコーチを担うセルゲイ・ロスリャコフ氏の指導を受けていると、ブヤノワ氏が明らかにした。同日ロシアの国営通信社『TASS』によると、コストルナヤとロスリャコフ氏との師事関係は、彼女が休暇から戻った後に話し合いが行なわれる予定だという。
同社は翌日にコストルナヤを直撃取材し、ペア転向の事実を確かめたところ「別のコーチに代わることもあれば、別の種目に変わることもある。私も例外ではありません」と語り、自身の口で初めてペア転向を認めた。
コストルナヤはペア競技の魅力について「私はずっとペアスケートが好きでした。スロー、ツイスト、リフトの全てが息をのむような美しさで、いつも感心して見ていました」と以前からペアに興味があったと明かしている。
続けて彼女は「アスリート人生の中では、何かを変えなければならないと思ったとき、必ず選択を迫られることがあります。(今までの)コーチから別のコーチに代わることもあれば、別の種目に変わることもある。私も例外ではありません」と、ペア転向を決断するまでの経緯を語っている。
加えて彼女は、去年9月の股関節手術で怪我のリハビリに多くの時間を要したことが転向を考えるきっかけになったと述べている。
「手術後、考える時間がたくさんあってペアスケートに挑戦してみようと思いました。最初はショーのためだったのですが、今はまだ先のことを考えたくありませんし、この先どうなるか分からないので」
今後の予定は明かさなかったものの「新しい要素が増えるたびにリスクはありますが、徐々に進めています」とペア競技に手応えを掴んでいると話し「最初はリフトとシンプルな要素から始めましたが、すぐに成果が出ました。そのあと要素を複雑にしていき、リフトはすでに75%。スロージャンプ、ツイスト、そしてデススパイラルができるようになりました」とコメントしている。
2020年の欧州選手権で女子シングルの頂点に立った女王が、今度はペアに戦いの舞台を移す。19歳の新たな挑戦から、今後も目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】元GPファイナル女王コストルナヤがペア転向か!? パートナーも太鼓判「彼女は新しいチャレンジを恐れない」
【関連記事】「200%も発揮できない」露の名手コストルナヤが無念の国内選手権欠場の意向示す「来年に向け回復に努める」
【関連記事】コストルナヤが記者デビュー!「新しい職業を学ぼうと、この道を選んだ」後輩ワリエワの演技に賛辞「感情豊かに滑った」
ロシアの女子シングルスケーターで、"ペア転向"の噂があった2019年のGPファイナル金メダリストのアリョーナ・コストルナヤがペアに正式転向したと、ロシアスポーツメディア『Sport24』が現地16日に報じた。
【動画】ペア転向!コストルナヤが難なく決めたツイスト&スロージャンプはこちら
同紙によると、コストルナヤはペア転向を決意し、師事していたエレーナ・ブヤノワ氏の手を離れ、すでに彼女のペアコーチを担うセルゲイ・ロスリャコフ氏の指導を受けていると、ブヤノワ氏が明らかにした。同日ロシアの国営通信社『TASS』によると、コストルナヤとロスリャコフ氏との師事関係は、彼女が休暇から戻った後に話し合いが行なわれる予定だという。
同社は翌日にコストルナヤを直撃取材し、ペア転向の事実を確かめたところ「別のコーチに代わることもあれば、別の種目に変わることもある。私も例外ではありません」と語り、自身の口で初めてペア転向を認めた。
コストルナヤはペア競技の魅力について「私はずっとペアスケートが好きでした。スロー、ツイスト、リフトの全てが息をのむような美しさで、いつも感心して見ていました」と以前からペアに興味があったと明かしている。
続けて彼女は「アスリート人生の中では、何かを変えなければならないと思ったとき、必ず選択を迫られることがあります。(今までの)コーチから別のコーチに代わることもあれば、別の種目に変わることもある。私も例外ではありません」と、ペア転向を決断するまでの経緯を語っている。
加えて彼女は、去年9月の股関節手術で怪我のリハビリに多くの時間を要したことが転向を考えるきっかけになったと述べている。
「手術後、考える時間がたくさんあってペアスケートに挑戦してみようと思いました。最初はショーのためだったのですが、今はまだ先のことを考えたくありませんし、この先どうなるか分からないので」
今後の予定は明かさなかったものの「新しい要素が増えるたびにリスクはありますが、徐々に進めています」とペア競技に手応えを掴んでいると話し「最初はリフトとシンプルな要素から始めましたが、すぐに成果が出ました。そのあと要素を複雑にしていき、リフトはすでに75%。スロージャンプ、ツイスト、そしてデススパイラルができるようになりました」とコメントしている。
2020年の欧州選手権で女子シングルの頂点に立った女王が、今度はペアに戦いの舞台を移す。19歳の新たな挑戦から、今後も目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】元GPファイナル女王コストルナヤがペア転向か!? パートナーも太鼓判「彼女は新しいチャレンジを恐れない」
【関連記事】「200%も発揮できない」露の名手コストルナヤが無念の国内選手権欠場の意向示す「来年に向け回復に努める」
【関連記事】コストルナヤが記者デビュー!「新しい職業を学ぼうと、この道を選んだ」後輩ワリエワの演技に賛辞「感情豊かに滑った」