“りくりゅう“の強力なライバルになるのだろうか。
2019年グランプリファイナル女王のアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が現地12月28日、公式テレグラム(SNS)に動画を2本投稿した。
【動画】コストルナヤがペア転向!?難なく決めたツイスト&スロージャンプをチェック
動画の1本目にはスロートリプルループを着氷。2本目にはダブルツイストを決めていた。つまり、コストルナヤがペア競技を本格的に練習している動画だった。
19歳のコストルナヤはエテリ・トゥトベリーゼ氏の指導のもと、ジュニア時代から早くも頭角を現し、2018年世界ジュニア選手権で銀メダル。翌年にシニアデビューすると、グランプリ(GP)シリーズを2連勝し、初出場のGPファイナルでは金メダルを獲得。銀メダルにアレクサンドラ・トゥルソワ、銅メダルはアンナ・シェルバコワと同門3人が表彰台を独占し、エテリ一門の強さを強烈にアピールした。
しかし、順風満帆だったスケート人生に狂いが生じたのは2020-21シーズン。
コストルナヤは突如としてエテリ氏と袂を分かち、エフゲニー・プルシェンコ氏の『エンジェルズ・オブ・プルシェンコ』に移籍。さらなるパフォーマンス向上を目指したが成績は思ったように上がらず、結果も残せなかった。
8か月後にエテリ氏のもとへ、コストルナヤは“出戻り”を決断。「私の人生の全てが間違っていた」と認め、同氏に謝罪。心機一転、北京五輪のロシア代表入りを目指した。
だが、去年12月下旬に右手を負傷(指2本を骨折)。彼女は練習もままならず代表争いからも脱落してしまい、夢だった五輪出場を逃した。今年3月には所属の『サンボ70』を2度目の退団。エレーナ・ブヤノワ氏が主宰する『CSKA』に移籍し、新たな環境で再スタートを切っていた。
ロシア国内のアイスショーでコストルナヤとパートナーを組んでいるゲオルギー・クニツァはコストルナヤがペア競技に挑戦したいと、以前ロシアスポーツメディア『Sport24』に語っており、彼女の才能について太鼓判を押している。
「彼女ならできるではなく、すでにやっていると言えるでしょう。アリョーナはとても優秀で、すぐに理解し、何事も恐れない。特に彼女は、新しいことに挑戦することを恐れない。正直、高いレベルの女子シングルスケーターで、あえてペアに挑戦する人はあまりいないように思います。とても恐ろしいですね」
事実、コストルナヤは現地17日、プルシェンコ氏主宰のアイスショーで、クニツァとペアを組みツイスト、スロージャンプ、デススパイラルなどを難なく実演していた。
動画を投稿した真意について本人のコメントはないが、これがペア転向の布石となるのだろうか。もし、コストルナヤが本格的にペア転向となれば、“りくりゅう”こと三浦璃来&木原龍一にとっては、侮れない強力なペア出現となる。
なにかと話題を振りまくコストルナヤの動向から、今後も目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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2019年グランプリファイナル女王のアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)が現地12月28日、公式テレグラム(SNS)に動画を2本投稿した。
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動画の1本目にはスロートリプルループを着氷。2本目にはダブルツイストを決めていた。つまり、コストルナヤがペア競技を本格的に練習している動画だった。
19歳のコストルナヤはエテリ・トゥトベリーゼ氏の指導のもと、ジュニア時代から早くも頭角を現し、2018年世界ジュニア選手権で銀メダル。翌年にシニアデビューすると、グランプリ(GP)シリーズを2連勝し、初出場のGPファイナルでは金メダルを獲得。銀メダルにアレクサンドラ・トゥルソワ、銅メダルはアンナ・シェルバコワと同門3人が表彰台を独占し、エテリ一門の強さを強烈にアピールした。
しかし、順風満帆だったスケート人生に狂いが生じたのは2020-21シーズン。
コストルナヤは突如としてエテリ氏と袂を分かち、エフゲニー・プルシェンコ氏の『エンジェルズ・オブ・プルシェンコ』に移籍。さらなるパフォーマンス向上を目指したが成績は思ったように上がらず、結果も残せなかった。
8か月後にエテリ氏のもとへ、コストルナヤは“出戻り”を決断。「私の人生の全てが間違っていた」と認め、同氏に謝罪。心機一転、北京五輪のロシア代表入りを目指した。
だが、去年12月下旬に右手を負傷(指2本を骨折)。彼女は練習もままならず代表争いからも脱落してしまい、夢だった五輪出場を逃した。今年3月には所属の『サンボ70』を2度目の退団。エレーナ・ブヤノワ氏が主宰する『CSKA』に移籍し、新たな環境で再スタートを切っていた。
ロシア国内のアイスショーでコストルナヤとパートナーを組んでいるゲオルギー・クニツァはコストルナヤがペア競技に挑戦したいと、以前ロシアスポーツメディア『Sport24』に語っており、彼女の才能について太鼓判を押している。
「彼女ならできるではなく、すでにやっていると言えるでしょう。アリョーナはとても優秀で、すぐに理解し、何事も恐れない。特に彼女は、新しいことに挑戦することを恐れない。正直、高いレベルの女子シングルスケーターで、あえてペアに挑戦する人はあまりいないように思います。とても恐ろしいですね」
事実、コストルナヤは現地17日、プルシェンコ氏主宰のアイスショーで、クニツァとペアを組みツイスト、スロージャンプ、デススパイラルなどを難なく実演していた。
動画を投稿した真意について本人のコメントはないが、これがペア転向の布石となるのだろうか。もし、コストルナヤが本格的にペア転向となれば、“りくりゅう”こと三浦璃来&木原龍一にとっては、侮れない強力なペア出現となる。
なにかと話題を振りまくコストルナヤの動向から、今後も目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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