専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

「歴史的な偉業である」“最強リザーバー”葛西紀明の登場に欧州メディアも熱視線も…。僅か0.4ポイント差で予選落ち

THE DIGEST編集部

2023.01.20

約3年ぶりにW杯出場することになった葛西。本戦は16時から行なわれる。(C)Getty Images

約3年ぶりにW杯出場することになった葛西。本戦は16時から行なわれる。(C)Getty Images

 最強のリザーブがW杯の舞台に立った。

 ノルディックスキージャンプ男子W杯の14戦目が札幌市大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=137メートル、K点=123メートル)に開催される。1月20日に予選と決勝が行なわれる同大会において、葛西紀明(土屋ホーム)がスタートリストに載り、海外メディアでも話題となっている。

 五輪8度出場やW杯個人最多出場(ギネス記録の569戦)など伝説を残すレジェンドは、当初はメンバーから外れていた。しかし、渡部陸太(東京美装)が体調不良で出られなくなったために、成績順で繰り上がった。

 W杯は2020年2月以来3季ぶりの参戦になる。ポーランド専門メディア『SkokiPolska.pl』は、「50歳のノリアキ・カサイがW杯にカムバックしたことに注目だ」と報じている。
 
 同メディアのピョートル・バグ記者は、「目が覚めるとこんなニュースが!なんという筋書きだ」と喜びを記し、「彼がリストに載った段階で、歴史的な偉業であることには変わりない」と称えた。

 葛西はトレーニングの1本目に113.5メートルを記録したあと「リクタは残念だったけど、挑戦出来てとても嬉しい」とポーランド専門メディア『Skijumping.pl』に話したという。

 結果的に葛西は108メートルを記録して51位となるも、本戦へ進んだ50番目の選手に僅か0.4ポイント届かず。惜しくも姿を消した。それでも50歳の挑戦は、関係者やファンに希望をもたらしたに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】失格者が止まらない“スーツ違反”。高梨沙羅の再びの処分に欧州メディアも異論「日本勢はあまり喜べない」

【関連記事】北京五輪でスーツ測定の「犠牲者」になった高梨沙羅。今季「測定方法」が変更も、いまだ不明瞭さも…

【関連記事】スーツ規定違反続出の“茶番劇”に各国から困惑と怒りの声「いつもの測り方じゃない」「説明が無かった」

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号