去る1月13日に開かれた記者会見においてバンタム級で獲得した4本のベルトを返上し、スーパーバンタム級への転向を正式表明した井上尚弥(大橋)。新階級での戦いへ注目度が増すなか、その“モンスター”に対し、ボクシング界きっての“悪童”が牙を向けている。
現地1月31日、元世界2階級王者で、WBCスーパーバンタム級1位のルイス・ネリ(メキシコ)は、米スポーツ専門局『ESPN KnockOut』のインタビューで井上について、「パウンド・フォー・パウンド(PFP)のベストとは言えない。過大評価されている」と主張した。
バンタム級時代から執拗に井上との対戦を要求してきたネリ。2月18日には、同級2位アザト・ホバニシャン(アルメニア)との試合を米カリフォルニア州ポモナで予定している彼は、WBC、WBO王者のスティーブン・フルトン(米国)への挑戦権を得る。
自身が対戦を目論むフルトンが、井上との対戦交渉で「合意した」と報じられるなかで、ネリは挑発的な言葉を並べた。体重超過など数々の失態を犯してきた“悪童”だが、「時間が経てば、いずれ(井上は)俺と対戦することになるだろう」と堂々とコメントし、「その時は俺が“モンスター”の仮面を脱がすつもりだ」と断言。さらに、「イノウエはモンスターじゃない。普通のファイターであり、ただ良いファイターというだけだ」と訴えた。
また、文字通り敵なしの強さを見せつけてきた井上の活躍に関しては、「対戦相手は、ほとんどキャリアを終えたようなボクサーばかりだ」と断言。2度打ち破っているノニト・ドネア(フィリピン)との攻防は世界を沸かせたが、「偉大なファイターであるノニトには失礼だが、彼も全盛期であれば、イノウエをズタズタにしていただろう」と語った。
難敵ひしめくスーパーバンタム戦線だが、果たして階級を上げた“モンスター”は、どのような姿を見せてくれるのだろうか。ネリと拳を交わす日は来るのか。今後の展開からも目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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バンタム級時代から執拗に井上との対戦を要求してきたネリ。2月18日には、同級2位アザト・ホバニシャン(アルメニア)との試合を米カリフォルニア州ポモナで予定している彼は、WBC、WBO王者のスティーブン・フルトン(米国)への挑戦権を得る。
自身が対戦を目論むフルトンが、井上との対戦交渉で「合意した」と報じられるなかで、ネリは挑発的な言葉を並べた。体重超過など数々の失態を犯してきた“悪童”だが、「時間が経てば、いずれ(井上は)俺と対戦することになるだろう」と堂々とコメントし、「その時は俺が“モンスター”の仮面を脱がすつもりだ」と断言。さらに、「イノウエはモンスターじゃない。普通のファイターであり、ただ良いファイターというだけだ」と訴えた。
また、文字通り敵なしの強さを見せつけてきた井上の活躍に関しては、「対戦相手は、ほとんどキャリアを終えたようなボクサーばかりだ」と断言。2度打ち破っているノニト・ドネア(フィリピン)との攻防は世界を沸かせたが、「偉大なファイターであるノニトには失礼だが、彼も全盛期であれば、イノウエをズタズタにしていただろう」と語った。
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構成●THE DIGEST編集部
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