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フィギュア

伝説キム・ヨナ以来の逸材現る!? 韓国勢14年ぶり快挙の17歳イ・ヘインに米紙も注目「一歩一歩成長をしてきた」

THE DIGEST編集部

2023.02.13

かつて韓国フィギュア界を牽引したキム・ヨナ(右)。そんなレジェンド以来の国際舞台でのタイトル奪取に成功したイ・ヘイン(左)に注目が集まっている。(C)Getty Images

かつて韓国フィギュア界を牽引したキム・ヨナ(右)。そんなレジェンド以来の国際舞台でのタイトル奪取に成功したイ・ヘイン(左)に注目が集まっている。(C)Getty Images

 フィギュア界の次代を担う17歳に熱視線が注がれている。

 現地2月10日に米コロラド州でフィギュアスケート四大陸選手権の女子フリーが行なわれ、17歳の新星イ・ヘイン(韓国)が金メダルを獲得した。女子シングルにおいて韓国人女王となるのは、2009年のキム・ヨナ以来、14年ぶりの快挙となった。

 圧巻のスケーティングだった。前日のショートで69.13点をマークして6位と、まずまずの滑りを見せていたイ・ヘインは最終グループの1番滑走で登場。最初のダブルアクセル+3回転トゥループを成功させて勢いをつけると、2本目の3回転ルッツ+3回転トゥループも完璧に着氷。その後もミスなく、完璧な滑りで観衆の拍手喝采を受けた。

 演技直後に両手でガッツポーズを見せた17歳には自信が滲み出ていた。そんな韓国のニューヒロインの登場は、海外メディアでも小さくない注目を集めている。米紙『Colorado Times』は「次なるキム・ヨナの跳躍! イ・ヘインがついに開花した」と銘打った記事を掲載し、かつて一世を風靡したレジェンドスケーターを彷彿とさせたイ・ヘインを称賛した。
 
「イ・ヘインは一歩一歩成長してきた。シニアデビュー戦となったISU世界選手権では10位となり、韓国のフィギュアスケート界における世界選手権最年少でのトップ10入りの記録を打ち立てた。もちろん浮き沈みもあり、2022年北京冬季五輪で選考会から振るわずに出場は叶わなかった」

 若くして挫折を味わいながらも、「過程を重要視してきた」(ISU公式より)というイ・ヘイン。そんな「キム・ヨナ2世」の呼び声も高い逸材には、韓国メディアも称賛の言葉を送っており、オンラインニュースサイト『Zum News』は「ロシア勢不在の影響は少なくないが、チャンスを活かした彼女はショートで6位と出遅れたが、フリーでの華麗な演技で女王となった。14年ぶりに表彰式で韓国国歌が流れた」と感慨深げに伝えた。

 キム・ヨナが2014年に一線を退いてからは、長く人材不足に苦しんできた韓国フィギュア界。そのなかでようやく表れた逸材イ・ヘインが国際舞台でいかに成長していくは、興味深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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