来月で37歳を迎える日本のベテランスケーターに、露メディアが関心を寄せている。
現地12日に熱戦の幕が下りたフィギュアスケートの四大陸選手権は、日本人スケーターの健闘が目立った。ペアは“りくりゅう”こと三浦璃来&木原龍一が、男子は17歳の三浦佳生が金メダルを獲得。女子はジュニア世代の千葉百音が銅メダルとなり、3種目で日の丸が表彰台に掲げられた。
一方、アイスダンスには全日本王者が登場した。“かなだい”こと、村元哉中&高橋大輔である。昨年の準優勝カップルである“かなだい”は、初の全日本王者として臨み、世界選手権に向け試金石となる大会だったが、結果は予想外となった。
リズムダンスでは、ステップ中に村元が転倒。演技後は「やってしまった」というような表情を見せ、フリーダンスで巻き返しを図ったが、ここでも二人に試練は訪れた。今度は高橋が2度転倒。ミスを挽回できなかった“かなだい”は9位に沈み、不完全燃焼のまま大会を終えた。
3月の世界選手権に向けて、課題の残る結果になった“かなだい”。しかし、このカップルに露メディア『Championat』は熱視線を注いでいた。
かつて、シングルで五輪王者エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)、世界王者ブライアン・ジュベール(フランス)といったトップスケーターと互角に戦い、日本フィギュア男子初の世界王者となった高橋に同メディアは注目。「36歳にして、氷の高みを目指し続けるダイスケ・タカハシ。彼のストーリーには驚かされる」と、アイスダンサーとして現在もトップレベルで戦い続けている高橋に賛辞を送っている。
同メディアは、未だ進化を続ける36歳の日本人スケーターを特集した記事を配信。記事のなかで、「アイスダンスへの移行は予想外だったが、新しく結成されたカップルの演技は素晴らしい」と村元とのカップル結成は好都合だったと評し、「彼女の経験によって、このコンビはメダルの有力候補になった」と将来の五輪メダル候補になりえると太鼓判を押す。
同メディアは、高橋がシングルスケーターからアイスダンサーに転向するうえで、これまでとは異なる肉体改造を施したことについても紹介している。
記事によると、「タカハシの体格は理想とはほど遠く、体重維持だけでなく、より筋肉をつけることが要求された。彼はトレーナーのアドバイスを受け、何時間もジムに通い、ダンスの体勢や滑走などの技術的な要素を同時に鍛えた」とアイスダンサーになるまでの過程を説明している。
そんな高橋を「日本の真のヒーローであり、プルシェンコのライバルは今もスケートを続け、ダンスのチャンピオンを目指している」と綴り、今後に大きな期待を寄せている。
四大陸選手権では、思うような結果を残せなかった”かなだい”。14日に高橋はインスタグラムを更新し、悔しい胸の内を吐露。3月の世界選手権に向けて、改めて決意を綴っている。
「沢山の応援ありがとうございました。今回は、本当に不甲斐ない結果になってしまい悔しい思いばかりでしたが、その中でも自分たちの成長を感じる事が出来たところも沢山ありました」
「この悔しさをバネに世界選手権までの時間を、大切に過ごし、この悔しさを晴らしたいと思います。今回は日本で開催ということもあり、思い入れの強い試合になると思います!精一杯頑張りたいと思います。ありがとうございました。」
はたして世界選手権は、「思い入れの強い試合」にできるのか。“かなだい”の巻き返しに、注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
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現地12日に熱戦の幕が下りたフィギュアスケートの四大陸選手権は、日本人スケーターの健闘が目立った。ペアは“りくりゅう”こと三浦璃来&木原龍一が、男子は17歳の三浦佳生が金メダルを獲得。女子はジュニア世代の千葉百音が銅メダルとなり、3種目で日の丸が表彰台に掲げられた。
一方、アイスダンスには全日本王者が登場した。“かなだい”こと、村元哉中&高橋大輔である。昨年の準優勝カップルである“かなだい”は、初の全日本王者として臨み、世界選手権に向け試金石となる大会だったが、結果は予想外となった。
リズムダンスでは、ステップ中に村元が転倒。演技後は「やってしまった」というような表情を見せ、フリーダンスで巻き返しを図ったが、ここでも二人に試練は訪れた。今度は高橋が2度転倒。ミスを挽回できなかった“かなだい”は9位に沈み、不完全燃焼のまま大会を終えた。
3月の世界選手権に向けて、課題の残る結果になった“かなだい”。しかし、このカップルに露メディア『Championat』は熱視線を注いでいた。
かつて、シングルで五輪王者エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)、世界王者ブライアン・ジュベール(フランス)といったトップスケーターと互角に戦い、日本フィギュア男子初の世界王者となった高橋に同メディアは注目。「36歳にして、氷の高みを目指し続けるダイスケ・タカハシ。彼のストーリーには驚かされる」と、アイスダンサーとして現在もトップレベルで戦い続けている高橋に賛辞を送っている。
同メディアは、未だ進化を続ける36歳の日本人スケーターを特集した記事を配信。記事のなかで、「アイスダンスへの移行は予想外だったが、新しく結成されたカップルの演技は素晴らしい」と村元とのカップル結成は好都合だったと評し、「彼女の経験によって、このコンビはメダルの有力候補になった」と将来の五輪メダル候補になりえると太鼓判を押す。
同メディアは、高橋がシングルスケーターからアイスダンサーに転向するうえで、これまでとは異なる肉体改造を施したことについても紹介している。
記事によると、「タカハシの体格は理想とはほど遠く、体重維持だけでなく、より筋肉をつけることが要求された。彼はトレーナーのアドバイスを受け、何時間もジムに通い、ダンスの体勢や滑走などの技術的な要素を同時に鍛えた」とアイスダンサーになるまでの過程を説明している。
そんな高橋を「日本の真のヒーローであり、プルシェンコのライバルは今もスケートを続け、ダンスのチャンピオンを目指している」と綴り、今後に大きな期待を寄せている。
四大陸選手権では、思うような結果を残せなかった”かなだい”。14日に高橋はインスタグラムを更新し、悔しい胸の内を吐露。3月の世界選手権に向けて、改めて決意を綴っている。
「沢山の応援ありがとうございました。今回は、本当に不甲斐ない結果になってしまい悔しい思いばかりでしたが、その中でも自分たちの成長を感じる事が出来たところも沢山ありました」
「この悔しさをバネに世界選手権までの時間を、大切に過ごし、この悔しさを晴らしたいと思います。今回は日本で開催ということもあり、思い入れの強い試合になると思います!精一杯頑張りたいと思います。ありがとうございました。」
はたして世界選手権は、「思い入れの強い試合」にできるのか。“かなだい”の巻き返しに、注目したい。
構成●THE DIGEST編集部
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