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モータースポーツ

「Q2進出、しかも8番手は驚き」予選14番手の角田裕毅、Q1での力強い走行に満足! 一方で「フラストレーション」の原因となったのは…

THE DIGEST編集部

2023.03.05

予選Q2進出を果たし、14番手スタートとなった角田。決勝での奮起に期待したい。(C) Getty Images

予選Q2進出を果たし、14番手スタートとなった角田。決勝での奮起に期待したい。(C) Getty Images

 F1バーレーン・グランプリは3月4日に予選が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅はQ2進出を果たして14番手につけた。

 午前のフリー走行3回目で15周を走行して全体の16番手となるベストタイム1分33秒475を計測した後に臨んだ予選、角田はQ1で1分31秒400と8番手の好タイムで突破。Q2ではユーズドのタイヤということで苦戦を強いられ、ベストタイムは1分32秒510に止まっている。

【動画】今シーズンは紅葉柄のヘルメットを着用! コクピットで待機する角田
 前日のペースからも苦戦が予想されたアルファタウリ。実際、ルーキーのニック・デ・フリースがQ1で19番手に沈んだが、角田は現時点での「AT04」の力を十分に引き出して結果を出したあたりは、やはりF1でのキャリアの違いが出たというところだろうか。日本人ドライバーは、チームの公式サイトを通して、以下のように2日目を振り返った。

「Q2に進めると思っていなかったので、自分自身にとっても、チームにとってもポジティブな結果となりました。Q2で新しいタイヤを使えなかったことはもちろん残念でしたが、元々そういうプランでした」

「このコンディションでのロングランは試していなかったので、今夜データを確認し、明日に向けて、特にグリップの面で、可能な限り強力な車を用意できればと思います。今日の自分のパフォーマンスについては満足していますが、大事なのは明日です。ポイント獲得を狙っていますが、先週の合同テストの状況から考えれば、簡単なレースにならないことは分かっています。それでも、何が起きるか分かりません」

 また、予選後のF1公式サイト『F1.com』のインタビューでも、「Q1でのタイムには満足しています」「Q2進出、しかも8番手というのは、我々にとっての驚きでした」と満足感を示したが、「タイヤは3セットしか使えず、それはQ2に進んでも使える新品タイヤがないことを意味していました。これには、少しばかりフラストレーションが溜まりました」とも語り、「レースは難しいものになるし、ポイント獲得のためにかなり厳しい戦いを強いられるでしょう」と予想している。
 
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