現地時間２月11日、F１チームのスクーデリア・アルファタウリは、2023年用の新型車「AT04」のカラーリングをアメリカ・ニューヨークで発表した。

　ノーズ部分が白一色となり、また新スポンサー『PKN ORLEN』のロゴの赤色がアクセントとして強い印象を与える他、今季も実質的なパワーユニットのサプライヤーとなるホンダのロゴはエンジンカウルの後方に見ることができる。英国のF１専門サイト『Planetf1』は、このAT04の新たなビジュアルについて、以下のように評している。

【画像】2023アルファタウリの「AT04」をチェック！ 2020シーズンからの歴代マシンも 「トロロッソからアルファタウリにリブランディングされてからの濃紺と白の配色は、ファンには一貫して好評だが、新たなカラー（赤）を追加したことで、コース上のAT04はこれまでよりも鮮やかに見えることは間違いない。地上からのアングルでは間違いなくベストに見えるが、一方でヘリコプターからの眺め（上部のビジュアル）については、最も良い見栄えとはお世辞にも言えない」

　アルファタウリがレッドブルのファッションブランドということもあって、今回は「ニューヨーク・ファッションウィーク」期間中のニューヨークで盛大に開催されたという発表会だが、ここでは同ブランドの2023年秋冬コレクションも同時に行なわれ、角田裕毅、ニック・デ・フリースの両ドライバーは、モデルとしてもこのイベントに参加している。

　角田はこの席で、「今週はニューヨークという街をとても楽しんだし、今日はこのイベントに参加できて良かったです。ファッションコレクションと2023 年の新たなカラーリングの両方があり、とてもクールな背景です。クラシックなアルファタウリ（AT04）のカラーは、新しいファッションと組み合わせると、とても映えます。今季、この両方を試すのが待ちきれません！」と語った。

　また彼は、今季の目標を「一番は、車のパフォーマンスに関係なく、各レースで一貫性を保ち、コンスタントにポイントを獲得することです。そして、常に自分自身をコントロールすることを目指しています。チームとうまく連係し、バーレーンでの最初のレースからできるだけ早く車を理解したいと思っています。予選Q３進出とポイント獲得を果たし、最高のシーズンにしたいです」と明かしている。

　その目標を達成するためには、オフの過ごし方が重要になってくるが、この冬については「２週間のキャンプを行ない、フィットネスの改善に取り組みましたが、（ダニエル・）リカルドのコーチを務めていたマイケル・イタリアーノと出会ったことは重要でした。キャンプでは、テストやシーズン開幕を前に、お互いをよりよく理解し、強固な関係を確立することが目的のひとつでした。これは達成できたし、持久力に焦点を当てたトレーニングも非常にうまくいきました」と、充実ぶりを強調した。