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角田裕毅、F1開幕戦でポイントならずも海外メディアは好感!「決して引かなかった。小さなサムライ」と及第点以上の評価

THE DIGEST編集部

2023.03.08

開幕戦のバーレーンGPで11位に食い込んだ角田。今後に期待を抱かせる内容だった。(C) Getty Images

 開幕戦でのポイント獲得には、惜しくもわずかに及ばなかった。

 3月5日に行なわれた今季開幕戦のバーレーン・グランプリ決勝レース、F1で3年目を迎えたアルファタウリの角田裕毅は11位でフィニッシュした。14位スタートから終盤に前を走る10位アレクサンダー・アルボンに1秒差以内と迫ったが、追い抜くには至っていない。

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 3年連続となる開幕戦でのポイント獲得を果たせず、角田は悔しさもうかがわせた。だが、そのパフォーマンスには賛辞も寄せられている。

 イタリアのメディア『footballnews24』は、採点記事で角田に及第点の6点を上回る6.5点をつけ、「小さな日本人の好パフォーマンス」と評価した。

「14位スタートで、卓越していたわけではないアルファタウリでポイントに迫った。(チームメートの)ニック・デ・フリースの前でフィニッシュという個人的目標も達成。加えて、特にバトルしなければいけないときに、ユウキは決して引かなかった。小さなサムライだ」

 なお、採点トップは見事な走りで3位フィニッシュし、2年ぶりとなる通算99回目の表彰台となったフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。footballnews24は9点と高く評価し、「かつてのフェルナンドだ」と、41歳のアロンソをたたえている。

「7月で42歳になる青年だ。シンプルに、怪物的。土曜の予選はエクセレントではなかったが、レースでは素晴らしいリズムだった。ルイス・ハミルトンとの勝負のような、息をのむようなデュエルの主役にもなり、ターン10で素晴らしいオーバーテイク。永遠だ」

 また、そのほかでは、優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は8.5点。バルテリ・ボッタスが8点、リタイヤしたシャルル・ルクレールやアルボン、デビュー戦で角田に続く12位フィニッシュだったローガン・サージェントが7.5点と高い採点だった。

構成●THE DIGEST編集部
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