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モータースポーツ

「本当に速いと感じた」予選8番手の角田裕毅、“遅い”「AT04」の進化に満足! 専門メディアは「チームのスピリットを復活させた」と称賛

THE DIGEST編集部

2023.04.29

角田が今季最高の8番手グリッドを手に入れた。(C) Getty Images

角田が今季最高の8番手グリッドを手に入れた。(C) Getty Images

 F1第4戦のアゼルバイジャン・グランプリが開幕し、4月28日にはフリー走行と決勝レースに向けての予選が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅がQ3進出で8番手という今季最高のグリッドを手に入れた。
 
 フリー走行(FP)では開始10分頃にターン3でウォールに接触して右リアタイヤをパンクさせた角田は、18周を走行してベストタイムは全体14番手となる1分44秒137。しかし、チームメイトのニック・デ・フリースが6番手(1分43秒414)に入るなど、空力面のアップデートによるパフォーマンス向上を感じさせた「AT04」を駆り、予選ではQ1を10番手で通過し、Q2も7番手のタイムでクリア。Q3でも最終アタックで1分41秒581を計測し、アストンマーティン、メルセデスの一角を崩してみせた。

 予選終了後、無線で順位を知らされて「レッツゴー・ベイビー!」と叫び、自身のSNSでも「Q3 ベイビー!!」と満足感を示した角田は、チーム公式サイトを通して、「まず、チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれました。我々の弱点はストレートでのスピード不足でしたが、ビスター(イギリスのファクトリー)のスタッフたちが競争力を高めるため、アップグレードに一生懸命取り組んできました」と感謝の意を表した後、以下のように続けている。

【動画】「レッツゴー・ベイビー!」8番手に食い込んだ角田裕毅がチームを鼓舞!
「僕自身も結果には満足していますし、今後に向けて興奮しています。FPで好調だったニックの予選が(クラッシュで)終わってしまったのは残念でしたが、彼が無事で良かったと思います。予選を振り返ると、車のパフォーマンスを最大限に引き出せたことを嬉しく思いますし、今季初の8番手という成績を残せたことに安堵もしています」

「これは正しい方向への第一歩であり、この週末はポイントを獲得できる可能性が高いと思います。スプリントと日曜日の決勝レースでそれを実現するため、さらに多くのパフォーマンスを引き出せるよう作業に取り組んでいきます」

 また予選後のインタビューでは、「とてもトリッキーな予選で、Q3まで進めるとは思いませんでした。我々の目標は、まずQ2に進出することで、そこでどうなるかを見たいと思っていましたが、今季初のQ3進出を果たせました」と語り、ここでも「これはチーム全体の素晴らしい努力によるものです。過去3戦、ストレートでのスピード不足に苦しんでいた我々にとって、この部分のアップグレードは困難さを伴うものでしたが、今回、大きく改善されました」と、チームの働きを称賛した。
 
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