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おりひめJAPAN、8日から始まるメインラウンドで欧州強豪国と対戦【女子ハンドボール世界選手権】

森本茂樹

2019.12.08

中国戦に勝利し、メインラウンドに弾みをつけたおりひめJAPAN。写真:熊本国際スポーツ大会推進事務局 Photo by ISOGUCHI_MASAHITO

 12月6日、女子ハンドボール世界選手権7日目が行なわれ、おりひめJAPANこと女子ハンドボール日本代表は、これまでグループリーグで勝点のない中国と対戦。35対18で勝利し、3勝2敗とした。前日1次リーグ突破を決めていた日本は、12月8日から始まるメインラウンドで、スペイン、モンテネグロ、ルーマニアと同じグループとなった。

 若返りをはかって今大会に臨んだ中国を相手に、前半17対8、後半18対10の35対18で勝利した。チーム最多の8ゴールを記録した秋山なつみは、「みんなが繋いでくれて、フリーになるスペースをたくさんつくってくれたので決めることができました」と語った。

 キャプテンの永田しおりは、「ロシア戦がふがいない試合だったので、今日の中国戦は切り替えて臨みました。選手一人ひとりがやるべきことをやれた試合だった」と振り返った。今夏には、デンマーク、ハンガリーを約1か月にわたって遠征をしたおりひめJAPAN。永田は、「スウェーデンかロシアには勝ちたかった。ヨーロッパ遠征はそのためでしたし、ヨーロッパのチームに勝つことを意識していました。メインラウンドでは勝ってメダルを取りたいですね」と話した。
 
 日本戦の1次リーグ5試合で、観戦に訪れたのは延べ3.5万人。永田は、「今日もたくさん応援がパワーになりました。子どもたちが今日のプレーを見て、ハンドボールがやりたいな、と思ってくれたら嬉しいです」と語った。また、蒲島郁夫熊本県知事は、「8日から始まるメインラウンドでも 、おりひめJAPANの活躍に力強い後押しをお願いします。会場で繰り広げられる世界最高レベルのプレーをぜひ観戦いただきたいと思います」とコメントを寄せた。

 メインラウンドの日本戦は、いずれもパークドーム熊本で行われ、8日18時にモンテネグロ戦、10日18時にスペイン戦、11日18時にルーマニア戦となる。さらなる声援でおりひめJAPANを後押ししたい。

取材・文●森本茂樹(フリーライター)