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「素晴らしい!」石川佳純の”神対応”が中国メディアで大反響!堪能な中国語での快答に称賛の声「故郷のようだ」

THE DIGEST編集部

2023.05.19

石川佳純が都内で引退会見を行ない、中国メディアも大きく反応した。写真:梅月智史

石川佳純が都内で引退会見を行ない、中国メディアも大きく反応した。写真:梅月智史

 五輪3大会連続メダルを獲得した卓球女子の石川佳純が5月18日、都内で現役引退会見を開いた。石川は23年間の競技人生を振り返り「自分自身やり切ったと思えたからです。今日はとても晴れやかな気持ちです」と清々しい表情で語り、「今日という日を笑顔で迎えられたことを嬉しく、ありがたく思います」と述べた。

 引退会見には海外メディアも駆け付け、そのひとつに卓球王国である中国の国営通信社『新華社』が派遣した記者の姿もあった。同社から中国版ツイッター『微博』に記した引退報告に大きな反響があったことについて質問された石川は、「中国語でいいですか?頑張ります」と言い、なんと中国語で返答した。

 流暢な中国語で答えた石川に、会場からは大きな拍手が起こった。司会者から「いまおっしゃったことを教えていただいていいですか」と要望された石川は次のように日本語で答えた。

「最初に現役引退を表明した時に、たくさんのメッセージをいただいて。こんなにメッセージをいただけるとは思ってなかったので、本当にびっくりしました。本当にありがたかったです。また、中国での試合の時にはたくさんのファンの方が応援してくださって、本当にホームのように気持ち良く試合をさせていただきました」

「その感謝の気持ちを伝えたくて、微博に長文の報告をさせていただいたんですけど、また最後の試合も中国での開催で、たくさんの励ましをいただけて嬉しかったですし、感謝したいです」
 
 日本語と中国語の両方で答えた石川の”神対応”とも言える姿勢に、中国メディアでも大きな反響を呼んでいるようだ。

 中国のスポーツメディア『網易体育』は「5月18日、石川佳純が引退会見を開き、23年間の卓球キャリアを終えた。記者会見で彼女は新華社記者の質問には、中国語と日本語の両方で話した。素晴らしい!」と驚きを持って報じ、「会見中、石川佳純は何度も声を詰まらせながらも、自らの言葉通り笑顔で選手としての旅に別れを告げることを選んだ」と伝えた。

 さらに今月2日、石川が自身の微博を更新し、現役最後の相手となった中国の陳夢(チェン・モン)とのツーショット写真を公開したエピソードにも触れ、「彼女は親友の陳夢について『小さい頃からずっと良き友達であり、尊敬する偉大なプレーヤーです。最後の試合で彼女と対戦できて嬉しい』と感謝した。陳夢から多くの励ましと自信を与えてもらった」と紹介している。

 同じくスポーツメディア『体坛新聞社』も石川の引退会見を速報でリリース。「石川佳純は、微博で引退を発表してから多くの中国ファンの支持を得たと会見で語り、『中国でのプレーは故郷のようだ!』と笑顔で語った」と綴り、23年間の卓球キャリアを複数の写真で振り返り、卓球界に残した足跡を称えた。

 日本だけでなく、卓球大国からもその偉大な功績を認められた石川。堪能な中国語で答えたシーンは、いまだ反響が止まない。

構成●THE DIGEST編集部

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