6月3日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行なわれている陸上の日本選手権は大会3日目を消化。女子100メートル障害決勝では上位4選手が横一線に並んでゴールインする大混戦となった。
電光掲示板に示されたトップは、同種目の日本記録保持者である福部真子。今夏の世界陸上(ブダペスト)出場を決めて歓喜の涙を流す福部の元に、レースを戦った選手たちが続々と訪れて祝福ムードとなった。
しかし、ここで運営側に大きなミスが出る。掲示板に載ったのは誤表示で、しばしの時間を置き、あらためて最終的な確定順位が発表された。福部は1位から4位に変更。3位以内に入れば世界陸上出場権を得られたが、まさかの4位に終わってお預け。嬉し涙は一転、悔し涙の号泣に取って代わった。
レース後に福部は取材に応じ、「結果は結果なので...完敗です」と言葉を絞り出し、「負けたのは分かっていました。でも電光掲示板を見たら『えっ?』っていう感じでした」と答えた。優勝した寺田明日香も福部の気持ちをおもんぱかって、「選手もショックを受けちゃうので、しっかり見て判断していただけたらと思う」と苦言を呈している。
ハイレベルな闘いを制した寺田が、12秒95で2年ぶり5度目の優勝を飾った。同タイムの青木益未が2位に食い込み、そこから0秒01差の田中佑美が3位。福部の記録は12秒99だった。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】陸上日本選手権の女子100m障害決勝は寺田が優勝! 福部は"誤表示"で嬉し涙→悔し涙に
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電光掲示板に示されたトップは、同種目の日本記録保持者である福部真子。今夏の世界陸上(ブダペスト)出場を決めて歓喜の涙を流す福部の元に、レースを戦った選手たちが続々と訪れて祝福ムードとなった。
しかし、ここで運営側に大きなミスが出る。掲示板に載ったのは誤表示で、しばしの時間を置き、あらためて最終的な確定順位が発表された。福部は1位から4位に変更。3位以内に入れば世界陸上出場権を得られたが、まさかの4位に終わってお預け。嬉し涙は一転、悔し涙の号泣に取って代わった。
レース後に福部は取材に応じ、「結果は結果なので...完敗です」と言葉を絞り出し、「負けたのは分かっていました。でも電光掲示板を見たら『えっ?』っていう感じでした」と答えた。優勝した寺田明日香も福部の気持ちをおもんぱかって、「選手もショックを受けちゃうので、しっかり見て判断していただけたらと思う」と苦言を呈している。
ハイレベルな闘いを制した寺田が、12秒95で2年ぶり5度目の優勝を飾った。同タイムの青木益未が2位に食い込み、そこから0秒01差の田中佑美が3位。福部の記録は12秒99だった。
構成●THE DIGEST編集部
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