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「妖怪泣き散らかし女爆誕!」順位誤表示に号泣した福部真子が“面白すぎる投稿”で想いを吐露!パリ五輪に向けて「切り替えの早さピカイチ」

THE DIGEST編集部

2023.06.04

順位変更を伝える電光掲示板を指さして「違うじゃーん」と呟く福部(手前)。左は優勝を飾った寺田だ。写真:長田洋平/アフロスポーツ

順位変更を伝える電光掲示板を指さして「違うじゃーん」と呟く福部(手前)。左は優勝を飾った寺田だ。写真:長田洋平/アフロスポーツ

 土曜日に行なわれた陸上日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)の女子100メートル障害決勝は、寺田明日香が12秒95で2年ぶり5度目の優勝を飾った。惜しくも4着に敗れたのが、日本記録保持者の福部真子だ。レース直後には“順位誤表示”で嬉し涙から悔し涙に転じる姿が、大きくクローズアップされた。

 決勝は上位4選手が横一線に並んでゴールインする大混戦。電光掲示板に速報で示されたトップは福部だった。3位以内に食い込んで今夏の世界選手権(ブダペスト)出場を決め、いったんは歓喜の涙を流したが、すぐさま間違いであったことが判明する。しばしの時間を置き、あらためて最終的な確定順位が発表されると、福部は1位から4位に変更された。

 最終順位は寺田が1位で、同タイムの青木益未が2位。そこから0秒01差の田中佑美が3位となり、福部の記録は12秒99だった。

 泣きっぱなしだった福部は、日曜日になってインスタグラムを更新。「日本選手権、長文失礼します」と書き出して、「予選12.99、準決12.97、決勝12.99(4位)」と大会での全タイムを振り返った。「世界選手権の標準を切ってたのもあって、自分にとっては凄く難しいシーズンインだったな。8月に走れたら良いやと思ってたけど、日本のレベルも高すぎてそんな悠長なこと言っとられんと思った頃にはもう迷子」と独特の言い回しで綴り、泣き笑いの絵文字を添えた。

 さらに、「3位以内に入れんかったらアジア選手権もアジア大会も世界選手権も全部パーになる。そう思っただけで感じたことのない緊張感で柄にもなく心も体もガッチガチ。笑顔がトレードマークなのに(自分で言うな)、いっそ笑えず1人『石ですか~?』状態。笑 来年じゃなくてよかった! この経験が今年できてよかった! そう思えた時点で1歩前進、いぇい」と明るく前を向く。
 
 そして、ミスをしてしまった運営サイドへの気遣いも。「運営の方もありがとうございます」と感謝を口にし、「きっと私に内定をあげたかったんですよね(脳内ハッピー野郎)」と笑いに変えた。「10台目降りた瞬間は負けてるのは分かってたけど、最後もしかしたら間に合ったのかな? と思って、冷静な判断ができず自己申告で何かサインを出せてたら良かったと反省。選手の皆さんにも喜ぶに喜べない雰囲気を作ってしまってごめんなさい」と陳謝した。

 レースを戦った仲間からの励ましやエールも嬉しかったようで、「温かくて優しい言葉たくさんかけてもらって、あぁ、ハードラーで良かったって改めて思いました。(大好きすぎてライバルやめたくなる)」と想いを寄せ、「すでにパリ(五輪)に向けて前向いてます! 元気だけが取り柄なのでもう元気。引き続き『12秒5切りとパリのファイナル』への挑戦を応援してもらえると嬉しいです」と書き添えた。

 最後に「沢山の応援ありがとうございました。また来年パリの標準切って強くなって戻ってきたいな!」と記した福部。「#全国放送で妖怪泣き散らかし女爆誕」「#切り替えの早さピカイチ」とも加えて、しっかりとオチも忘れなかった。

構成●THE DIGEST編集部

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