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バレーボール

日本、韓国を圧倒! 敵将も“世界トップ”と認める守備からテンポの速い攻撃が炸裂!! 初先発の石川真佑が躍動【女子バレーVNL】

THE DIGEST編集部

2023.06.16

今大会初スタメンの石川はチーム2位の11得点を挙げる活躍を見せた。(C) Getty Images

今大会初スタメンの石川はチーム2位の11得点を挙げる活躍を見せた。(C) Getty Images

 現地6月15日、ブラジル・ブラジリアで開催中の国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する女子の「ネーションズリーグ(VNL)」予選ラウンド2週目で、プール4の第2戦が行なわれ、世界ランク7位の日本代表が同27位の韓国と対戦。セットカウント3-0(25‐18、25‐13、25‐19)の完勝で2試合ぶりに白星を飾った。
 
 初戦でセルビアに惜しくも敗れ、第2週を黒星発進した日本は、名古屋での1週目で3連勝の後、最終日に中国に敗れおり、5試合を終えて3勝2敗で隣国との対戦を迎えた。

 東京五輪で日本を破り4強入りを果たした韓国は、長年にわたりチームをけん引してきた絶対的エースの主将・キム・ヨンギョンが同大会後に34歳で代表を引退。大黒柱が去って初の代表シーズンとなった昨年は、VNLで予選ラウンド12戦全敗、世界選手権でも黒星が続き、国際大会で16連敗に陥った。今大会も、5戦を終えてまだ勝点がなく最下位。苦しい戦いが続くなかで、アドバイザーとして帯同するキムのサポートの下、2000年世代を中心にチーム再編の足がかりを探っている。

 連敗脱出を狙う日本は、アウトサイドヒッター(OH)が林琴奈、井上愛里沙と、主将・古賀紗理那に替えてセルビア戦の最後に連打で4得点を挙げた石川真佑、ミドルブロッカー(MB)は荒木彩花と山田二千華、司令塔に関菜々巳、リベロは代表初招集の目黒優佳を先発メンバーに起用した。

 第1セットは、井上の2連続エースを含む効果的なサーブで相手守備を揺さぶり、石川がレフトからの強打。間髪を容れず山田もブロード攻撃を決めて序盤に5点のリードを奪う。定まらないレセプションがコンビネーションの精度に影響して加速を邪魔したが、終盤にベテランMB渡邊彩とパワーが魅力のOH和田由紀子を投入しながら危なげなくセットを先取した。

 第2セットも日本に弾みをつけたのは9mラインからの攻撃。林に続き、井上が自身3本目のエースなどで、相手守備の脅威となり、リードを7点に広げる。中盤、林に被ブロックとアタックミスが出るが、後半からコートに立った渡邊と田中瑞稀が得点を重ねる。終盤には、セッターを関から柴田真果に替える。混乱したラリーを石川がレフトからのクロスで制してセットポイントを握ると、相手のアタックが大きくコートを外れて日本がセットを連取した。
 
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