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モータースポーツ

「信じられないほど素晴らしい人間だ」角田裕毅の進化をパフォーマンスコーチが語る!「ユウキの時代が来る」と今後の成功に太鼓判

THE DIGEST編集部

2023.06.21

アルファタウリの角田は今季、各国メディアから高評価を得るパフォーマンスを見せている。(C)Getty Images

アルファタウリの角田は今季、各国メディアから高評価を得るパフォーマンスを見せている。(C)Getty Images

 今季、非力といわれるアルファタウリのマシン「AT04」を駆りながら、ここまでの8レースで2度のポイントを獲得した他、他のほとんどのレースで入賞圏に肉迫するなど、優れたパフォーマンスを発揮している角田裕毅。この日本人ドライバーには、各方面から賛辞が贈られている。
 
 元々、その速さは高く評価されていた角田だが、今季は過去2年のF1キャリアにおいて常に指摘されていた「一貫性のなさ」を克服し、安定したドライビングと優れたレース運びで、どのレースでも着実に順位を上げていくスタイルを確立。予選では車の力を最大限に引き出す能力が発揮され、どの週末も苦戦を予想される中で8戦中の5戦でQ1突破を果たし、アゼルバイジャンとモナコではQ3進出も果たした。

 シーズン前には、実績十分で年上のニック・デ・フリースが新たなチームメイトになることから、多くのメディアからはチーム競争での不利が予想され、ゆえにシート喪失も懸念されたが、蓋を開けてみれば、大部分のセッションで角田は勝利しており、今や去就についてはレッドブル昇格やホンダとワークス契約を結んだアストンマーティン行きなどの噂が上がっている。

 このように、昨季以前と比べての明らかな成長を見せている角田の、現在の充実ぶりを支えている人物としては、チームのレースエンジニアであるマッティア・スピニ、今年より新たにマネジャーに就任した宮川マリオ氏、中高校時代の同級生でもある個人マネジャーの平松雄大氏ら何人もの名前が挙がるが、ノエル・キャロル氏からパフォーマンスコーチの座を引き継いだマイケル・イタリアーノ氏もそのひとりである。

 昨季まで同じオーストラリア人であるダニエル・リカルドのパーソナルコーチを務めていたフィットネスの専門家は、今季よりアルファタウリと契約。シーズン開幕前には角田とともにUAEのドバイでハードトレーニングを行なったが、開幕戦バーレーン・グランプリ後に角田は「2018年からF1に関わって来たマイケルの経験に助けられています」「予想以上に、彼とは本当に上手くやれています」と語り、新たな指南役を称賛していた。
 
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